留学特集
2016.02.19

プロの料理人を目指し海外留学でスキルアップを!

西洋料理の世界で活躍したいという夢を持っている人にとって、本場フランスへの留学は憧れのひとつといえるでしょう。しかし、期待の反面、慣れない土地で学ぶことへの不安もあります。ご自身も料理留学経験のある内山さんの語る、留学することの意義と、より高いスキルを身につけるための心構えとは?

本場フランスで調理や製菓の腕を磨く

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 世界的に活躍する日本人のシェフやパティシエが増え、注目度も高まる昨今、男女を問わず、その道を志す人は少なくありません。近年は女性の進出も目覚しく、特にパティシェール(女性パティシエ)を目指す人も増えています。そして、せっかくフレンチを学ぶなら、本場でスキルを身につけたいと希望する人も。とはいえ、いきなり単身でフランスに渡るのはなかなか難しいもの。そこで注目したいのが料理留学です。  学校法人ミズモト学園には、16世紀に建てられたシャトーをキャンパスとする、シャトー・ド・ヴィニーで学ぶ料理留学のコースがあります。コースは4月スタートの1年間が基本。シェフを目指し調理を専門に学ぶキュイジーヌ専攻と、パティシエになるために製菓を専門に学ぶパティスリー専攻の2学科があります。募集人数は40名で、それぞれの専攻に分かれます。近年はパティスリー専攻を希望する人がやや多目で6割くらいとのこと。カリキュラムはいずれも実習が中心で、8:30~14:00は実習、午後にはフランス語や調理や製菓の理論、フランスの食文化などを学びます。キュイジーヌ専攻でも製菓実習もあり、また、サービスやマナーについての実習などもあります。また、パティスリー専攻でも調理実習、パンの実習などもあります。  フランス人講師による講義ですが、クラスには必ずフランス語のわかる日本人アシスタントがつき、わからないことがあれば、質問できるなどサポートシステムも整っています。卒業後は、現地のレストラン、パティスリーで働けるだけの力をつけるのを目的とした内容となっています。また、2008年秋から、半年コースも新設。講義の内容は1年コースとほぼ同様で、短期集中で力をつけたい人向けのコースとなっています。

フランスで学ぶことは料理だけではない

 料理留学は語学留学などと違い、言葉を学ぶための時間が多くとられているわけではないので、日本人にとってなじみのないフランス語で生活し、講義を受けることは、不安に感じる方も多いでしょう。しかし、コースを専攻するのはみな日本人ですし、生活はシャトー・ド・ヴィニーでの寮生活になりますから、基本的な生活のうえで困難を感じることはそれほどないと思います。  また、理論や文化を学ぶうえでは、確かに言葉が分らないハンデがあるかもしれません。それでも、プログラム全体の構成は実習中心ですし、何よりもフランス語の飛び交う本場の厨房に立つことによって得られるものは理論を通じて得られるものよりはるかに価値があるはず。それこそが留学することの本当の意義というものです。 「極端な話、フランスで空気を吸うことだけでも意味があるんですよ」と内山さん。実際、不安よりも興味や期待のほうが大きかったそうです。現地ならではの雰囲気、空気、食材、そして料理に対しての思いの強いフランス人と触れ合う生活。本場フランスにおいて五感で受け止めるすべてのことが貴重な経験となるとのこと。「海外で過ごすことは、自信を高めるすばらしい時間、いい意味でのカルチャーショックを受けてほしい」。自身もフランスで学んだ経験がある内山さんのこの言葉には重みがあります。  ただし、やはり新しい生活をしていく上での、心構えも大切です。まずは体力と精神力。毎日、立ちっぱなしの実習を受け続けることは、想像以上に体力のいること。また、違う環境への適応力も重要です。異なる環境、異なる文化を受け入れなくてはなりません。そして、それを支えるのが精神力です。料理を学ぶという一番基本となる目的を忘れず、目標達成をはげみに前向きに取り組むこと、そして、なによりせっかくの貴重な時間と体験を楽しむことが一番なのです。

今、すでにプロとして活躍中の人向けのコースも

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 新たにプロを目指す人向けのコースのほかに、すでにプロの料理人として活躍している人のためのコースもあります。参加条件は、実務経験が3年以上ある人。教室で学ぶのではなく、レストランやパティスリーでのスタージュと呼ばれる現場研修を受けるというスタイルになります。  7月、または1月スタートで、4ヶ月、7ヶ月、10ヶ月の3コースがあります。それぞれ最初の1ヵ月は事前研修となり、フランス語や飲食店の現場で必要となる仕事などについて学びます。そして、これらの基本を身につけた上で、それぞれ3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月の間、レストランなら1つ星以上、パティスリーなら1つ星相当の現場で、実地のトレーニングをすることとなります。  今よりさらにステップアップをはかりたいプロの料理人にとっては、料理やお菓子作りだけでなく、多くの学ぶところがあるでしょうし、今後の仕事に役立つ貴重な経験となるにちがいありません。  また、近年、フレンチの世界では日本の食材や日本料理など、ジャポニズムへの関心が高まっています。醤油などは、以前から隠し味などに使用されてきましたが、このごろはだし汁など和食ならではの旨味などが注目されています。たとえ、フレンチの料理人であっても、日本で生まれ育った日本人で、料理を志す人なら、日本の料理の魅力を知っているはず。きっと現場にもよい刺激を与えられると思います。享受するだけでなく、与えるものがあれば、より自分にとってプラスになることが増えるでしょう。プロならではの留学の魅力を最大限生かしたいものです。

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