留学特集
2016.02.19

日本人が少ない語学学校に留学する理由

せっかく語学学校に留学するなら日本人の少ない学校に行きたいというのは、留学生によくある希望です。では、日本人の少ない学校を選ぶことで求められる理想の留学環境とはどのようなものなのでしょうか?今回は、世界中に直営の語学学校を持つ、EFエデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社の鈴木勇人さんにご協力いただき、日本人が少ない語学学校に留学する理由についてお話をうかがいました。

日本人が少ない理由

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せっかく語学留学をするなら日本人の少ない学校に行きたいというのは、留学生によくある希望です。しかし、一口に日本人の少ない学校と言ってもどの程度ならば少ないと言えるのか…とても漠然としたイメージです。  実際の日本人学生の割合を調べてみると時期的な問題もあることがわかります。世界中に直営の語学学校を持つ、EFエデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社(以下EF)の鈴木勇人さんによれば「一般的な語学学校のお話をするなら生徒の30%前後ならば少なくて、それが夏休みの時期ともなれば50%程になるようです」とのこと。一方で地域差もあります。鈴木さんは具体的な例を挙げて説明してくれました。「例えばカナダのトロントは日本人が少ないです。同じカナダでも西海岸で直行便のあるバンクーバーに比べれば日本人は断然少ないです。又、マイアミの学校は日本で紹介される機会が少ない分、同じ東海岸でもニューヨークの学校よりも日本人の比率が少ないです。欧米人にとっては高名なリゾート地であるケープタウンも日本人には馴染みが薄いようですね」  そして、それ以上に生徒を募集している地域の偏りを指摘します。つまり、語学学校によっては日本、もしくは近隣のアジア地域での募集が多く、欧州ではあまり募集していなかったりするので、日本人率が高いのは当然なのです。EFは時期を問わずわずか5%~7%に収まっているのが特徴的で、鈴木さんはその理由を「EFは本社がスウェーデンにあり、現在ヨーロッパを中心に世界51カ国100都市にオフィスがあるので、常に様々な国からの参加者があるんです」と説明してくれました。  単に日本人の割合を数値で示されるよりも、学校に通ってくる日本人以外の生徒さんたちの構成が想像できる分、とても納得のいく説明です。

語学学校は日本人の多い場所

 留学をする方は気づかないうちに内に錯覚に陥っていることがあります。例えばアメリカに留学するに当たって想像するのは周囲をアメリカ人に囲まれた生活だったりします。ところが生活の中心となる英語学校に通っているのは、地元のアメリカ人ではなく、他の国からの留学生であったり、アメリカに移住してきた方たちなのです。そのギャップを認識せずに留学すると現実の風景に愕然とするということがあるようです。 「日本人が少ない学校を希望される方の中には、以前留学したことがあるという方が少なくありません」と鈴木さんは言います。「以前留学した時の現実が希望とあまりにもかけ離れていた、あるいはそういう経験をした人の話を聞いて、同じ失敗をしないようにと日本人が少ない学校を希望されるようですね」つまり、留学を志した時点では日本人学生が多い学校環境を想定すらしてない方が多いということです。  語学学校が外国人の通う学校である以上、その国では同じく外国人である日本人が多くなる可能性はしっかり認識するべきでしょう。その上で、なにかしらの理由から日本人以外の外国人が多い環境を望むのであれば、日本人の少ない学校を探すということになるわけです。

積極的な姿勢が快適な留学生活を支える

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 ところで留学先で日本人と一緒にいるのは本当にいけない事なのでしょうか?この問題について、鈴木さんは面白い事を指摘して下さいました。「実は日本人が”少ない”学校がいいのであり日本人が”全くいない”学校は嫌だという方が多いんですよ」  よく耳にするのは日本人同士でコミュニティを作ってしまい、日本人以外の友達ができないというケースです。見知らぬ土地で日本人の友達というのは心強いもの、日本人同士固まりがちという心理は理解できます。ただ、それでは留学した甲斐が無いと考えがち…ところが鈴木さんは「日本人同士も意外にいいものですよ」と言います。「ただ、日本人だけで固まるのではなく、2人~3人の日本人のグループに、必ず他の国の人を入れるんです。そうすれば日本語ばかりで会話をするわけにはいかなくなるでしょう」  友人の作り方についても「EFの場合、毎週開催されているイベントが日本人以外の友達を作る良い機会になります。イベント中はグループ行動ですから、集合時間を確認しあうなど共有できる話題が多く、コミュニケーションも取りやすいはずです」つまり、早い時期にこういったイベントに参加して交友関係をつくる訳ですが、鈴木さんは畳み掛けるように「1週目と言うことにしています。積極的に行動するべきです。」と言います。「同年代の欧米人に比べ、日本人は積極性に欠ける傾向があります。授業でも欧米のクラスメートが我先に発言するのに対して、日本人は発言を求められるまで話さない、ホームステイ先でも嫌だと言えずに我慢してしまう。留学は言語を学ぶと同時に異文化を学べる場です。欧米の留学生の積極的な行動も取り入れて有意義な留学を実現してもらいたいですね」  留学先の環境を吟味するのは大切なことですが、それ以上に積極的に学ぶ姿勢が無ければどこに行っても得るものは少ないでしょう。これから留学に行く皆さんは是非、積極的で実り多い留学を実現していただきたいものです。

※ 取材協力・写真提供/EFエデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社 鈴木勇人さん

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