留学特集
2016.02.17

まだ間に合う!海外大学への進学

高校卒業後の進路として、日本国内の大学へ進学せずに、海外大学に進学するという道もあります。よりよい留学生生活を送るためには、日本の大学とのシステムなどの違いを理解するなどのしっかりとした予備知識と、きちんとした準備が欠かせません。上奥さんの語る、海外大学留学の準備の大切さとは?

まずは日本との違いを知ることから

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 海外大学進学を考える場合、まず、最初に大切なのは、日本との違いを知ることです。スタート段階から日本とはまったく違うことがいろいろあるからです。ここでは、北米の大学を例にお話しましょう。たとえば、入学にあたっては、日本のような入学試験そのものがありません。  また、大学の位置づけも違います。日本の大学は文部科学省の認可のもとで各大学独自のカリキュラムなどを持っていますので、ある大学で取得した単位が、必ずしも他の大学で認定されるとは限りません。しかし、北米の場合は単位認定団体がカリキュラムを管理していますから、どこの大学で取得したものであっても、1単位はあくまで1単位として認められます。卒業のための単位取得という意味では、とてもシンプルで合理的。結果として、転校や編入が容易ということになります。  大学には2年制と4年制があり、2年制の大学は卒業後に働くことを前提にした職業専門コースと4年制大学へ移行するための編入コースに分かれます。入学時にはどちらも選べますが、コースにより取得できる単位が違ってきますので、卒業後のことをよく考えて選びましょう。

きちんとした準備が不安をなくす

 日本との違いがわかったら、次は準備です。「最近は留学するにあたって、何をしておかなければならないか、まったくわからないままに漠然と留学を希望する学生さんが多いですね」というのはちょっと耳の痛い話。英語力の証明となるTOEFLのテストを受けておくなど、最低限クリアしておかなければならないことは、きちんと調べておきましょう。また、スタート、そしてエンジンがかかるのが遅すぎるというのも最近の傾向とか。「せっかく条件や資格がそろっていても、間に合わないというのではあまりにもったいない」とのこと。たしかに、タッチの差で大きなチャンスを逃すとことになっては、後悔することになりかねません。基本的に、どの大学にいく場合でも、許可証の取得は2~3月。理想をいえば、1年前くらいから、下調べや準備をしておけば、より希望に近い留学がかなうでしょう。  また、春の段階では、留学に充分な英語力がない人も少なくないはずです。場合によっては、提出した成績では大学から認可を受けられないこともあり得ます。しかし、その場合でも、入学までに一定のラインに達する英語力をつけるということを前提に入学が許可される「条件付き入学」という制度もあります。これは、9月までに語学学校に通って、大学で勉強するのに足りる英語力を身につけるというもの。もちろん、高校までの成績で大学から許可を受けられた場合でも、春から9月までの間に語学学校に通う学生も少なくありません。学生生活に必要な情報、また、ノートのとり方、リサーチの仕方などのアカデミックスキルも身につけられるからです。しっかり準備をして、9月からの学生生活にそなえましょう。  最近では大学生が、休学して1~2年という形ではなく、退学して、海外の大学に入りなおすという例も増えてきています。日本の大学で取得した単位が認められることもありますが、その場合でも、書類を揃えておくなどのきちんとした準備がよい結果につながることはいうまでもありません。

成功する留学は学校選びから

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 先にお話したとおり、2年制の大学からの編入や、他大学への転校はさほどむずかしくありません。また、単位については、どの大学でも認められるばかりでなく、卒業後の就職に関しても、同じです。特別な場合を除いて、評価されるのは「どの大学を卒業したか」ではなく、「どの単位を取得したか」です。ということは、知名度や難易度で大学を選ぶ必要はないということです。「日本人は、有名な州立大学や超一流大学への入学を望む例が多いのですが、これは極めて日本的な考え方です」と上奥さん。  州立大学はその州に在住し、親が税金を払っている学生にとっては安くよい教育を提供してくれる機関に間違いないものの、外部の学生は倍くらいの授業料を払わなくてはならないとのこと。それだけの費用を負担するなら、私立にでも通えるそうです。有名な州立のマンモス校を狙うより、規模が小さく、きめ細かい指導が行き届く私立の大学へ通うほうが、得られるものは大きいでしょう。  また、比較的授業料のかからない地方の2年制大学で学んで、4年制大学へ編入する方法を選べば、費用をかなり抑えることもできるとか。大都市でなければ、生活費にも違いが出てきます。運良く一流校へ通い、がんばって勉強してせっかく3年生になれても、費用負担がかさんで卒業を断念せざるを得ない、などという例もあるそうです。  2年なり4年なり大学に通って卒業するまでのことをしっかり考えた上で、いろいろな意味で自分にふさわしい学校を選ぶことが、成功への第1歩といえるでしょう。

※ 取材協力・写真提供/グローバルスタディ海外留学センター 上奥由和さん

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