留学特集
2016.02.17

長期留学は海外で学ぶメリットを大きく生かせる

海外留学は短期から長期までさまざまなコースがありますが、近年はじっくり学べる長期留学の注目度が高まっているようです。AISE日本事務局長の田口さんのご協力により、長期留学傾向の背景や、その魅力についてうかがってみました。田口さんが語る、春のこの時期に長期留学をスタートさせるメリットとは?

じっくり学べる長期留学

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 本当の意味で外国の言語を学ぶに当たっては、言語そのものだけでなく、文化や生活など、その背景を含めて身に着けることが重要。そのような面から見れば、長期留学には短期の語学留学では深く踏み込めない、海外でのライフスタイルそのものを体験できるという魅力があります。また、高校生の場合は、1ヵ月、1学期などの短期間では、単位が取得できないため、単位が認定される1年間の留学を考えることが多いようです。また、海外でも、学校は1年単位で学年が進級していくので、1年以上の学校生活を送れば、ひととおりの行事やテスト、進級などを経験できることとなり、生活文化全般にわたってより多くの知識が得られることになります。  春のこの時期から取りかかれば、北米、カナダ、イギリスなど、新学年が9月から始まる国の場合は、留学準備のコースに参加するなど、余裕を持ってスタートが切れるのも魅力のようです。また、中学、高校入学後に改めて留学を考える場合でも、6月ごろからスタートすれば9月まで充分に時間があるので、安心して取り組めます。「オセアニアの場合、学年は2月始まりの4期制で、この時期から考えられるのは2学期目の4月か3学期目の7月。ただ、オセアニアは語学サポートがしっかりしているので、すぐに現地での学生生活に入っても問題ありません」とのことです。選択肢も広く、多くの人がさまざまなスタートを切る春は、長期留学を考えるのにも適した時期といえるでしょう。

留学期間終了後の選択肢が広い

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 留学するにあたっては、その後の進路のこともよく考えておかなければなりません。近年は、現地の高校での単位が認められるケースも増えているようですし、帰国後に高校、大学への入学に当たって、一般の受験生とは異なる「帰国子女枠」での入試が選択できる場合もあります。ただし、これらはやはり1年以上の長期留学について適用される例が一般的。帰国子女枠については、場合によっては2年以上海外で学んだという条件がつくこともあるので、そのあたりもよく調べておく必要があるでしょう。  原級復帰(留学から帰国後、日本で在学していた元の学年に戻れる)や帰国子女枠での推薦、受験という選択肢が以前よりずっと広くなっていることは長期留学のメリットをより生かせる状況が確立されつつあるということで、このような傾向が留学の長期化志向の背景にあるようです。  また、高校3年間を海外で送り卒業すれば、現地での大学進学という選択肢も広がります。「現地での大学進学を視野に入れている学生は増えていますね。その部分でいえば、やはり選択肢が広く、レベルの高い大学が数多く揃う北米への留学を希望する例が多くなっています」とのお話です。確かに、留学希望者の多くは、やはりより高いレベルを求める傾向にあるようですが、もっとも大切な現地での学校選びについては、この点で注意が必要とのこと。「海外の高校を選ぶにあたっては、必ずしも高い学力レベルを求めればよいというものではありません。レベルの高い学校の中で、高い点数をとることは難しいですから」。言葉の不安もあり、慣れない新生活を送るにあたっては、なおさら自分の持てる学力を最大限に出せるかどうかも未知数。高校での成績が大学進学に大きく影響する海外では、自分の実力を充分に発揮できるレベルの学校を選ぶことがよい結果につながるといえるでしょう。  また、これは帰国後の進学の選択肢とは別のことですが、渡航先の選択肢としては、これまで留学費用が比較的高いため、希望者がそれほど多くなかったイギリスへの留学希望者が、円高の影響から増えてきているそうです。もちろん、その他の国への留学に当たっても、費用面で負担が減る円高はプラス要素ですので、留学期間の選択にあたっても幅が広くなることにつながりますから、長期留学の傾向の後押しになっているといえましょう。

低年齢化の傾向もみられる

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 進路が決まる時期でもある春はまた、悲喜こもごも、悩みや考えなくてはならないことが多い時でもあります。「受験の結果が出るこの時期、志望校への入学が叶わず、海外留学を考えるケースも少なくないですね」とのこと。また、たとえ志望校に入ったとしても、入学してみて何かが違うと感じて学校生活に馴染めない、親しめないという場合もあります。「日本でつめこみの勉強ばかりの受験生としての生活を送ってきて日本の教育のシステムそのものに疑問を感じ、学生生活を海外でのびのび送るほうがよいのではないかという考えにいたるケースもあり、これは親御さんだけでなく、学生本人が同じように感じることもよくあるようです」とのこと。  これらの理由から留学を考える場合、中学や高校での教育そのものをまるまる海外で受けるという形も多いようです。そのため「長期留学の場合は中学卒業後に留学するというケースが増えています」とのこと。なかには小学校卒業後すぐなどの例もあり、スタート時期の低年齢化の傾向が見られるようです。

※ 取材協力・写真提供/AISE日本事務局 田口博美さん

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