留学特集
2016.02.16

教育留学で日本語教師アシスタントとなり、英語でのコミュニケーション力を鍛える

海外の小学校や中学・高校などで日本語を教えたり現地教師のサポートをする日本語教師アシスタント。日本語教師を目指す人はもちろんのこと、現役教師や教職を目指す学生などに人気です。その教育留学の魅力がどのようなところにあるのか、アメリカの日本語イマージョン教育実施校へアシスタント教師を派遣している特定非営利活動法人 国際教育文化交流協会 ISECEの大野義夫さんにお話をうかがいました。

日本語教師アシスタントではどのような仕事をするのでしょうか?

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「弊社のプログラムで言いますと、アシスタントの仕事内容は実際に2通りあります。1つは教材作りを手伝った試験問題や教案作りを手伝うなどの初級者向けのコース、もう1つは、実際現地の先生と同じように授業を行い日本文化や今現在の日本を紹介するなどの上級者向けのコースです。」そう教えてくれたのは、特定非営利活動法人 国際教育文化交流協会 ISECE(アイセック)の大野義夫さん。ISECEさんでは、アメリカのイマージョン教育実施校へアシスタント教師を数多く派遣されています。 「現在、日本語教師プログラムに参加される方は、現役教師で20代~30代で英語教えている方が15%、現役の大学生や大学院生で将来英語教師などの教職を目指されている方が35%、教員免許を持っているが、何らかの理由でいままでは別な仕事をしており、これをきっかけにまた目指そうという一般の方が50%です。参加の目的としては、現在英語教師をされている方が、実際の生活の中で使われている英語を学びたいとか、外国語の教授技術と教育現場で活かせる英語を学びたいというケースなどがあります。」  参加者の反応は「実際トラブルが少なく好評です。教育実習に似ているので参加しやすいのだと思います。また、日本の学校とは違って、教師でも6時には家に帰れるので、昼は教師の仕事をして、夜はプライベートの時間もしっかりとれます。早く帰れる分、その時間で自分のために英語の勉強をするということもできます。語学学校ですと先生とや生徒同士で話をすることが多いですが、学校やホームステイ先の家庭などそれぞれでの環境でコミュニケーション力が鍛えられます。」

イマージョンの教育現場と滞在する環境

 同社ではイマージョン教育実施校に日本語教師アシスタントを派遣されていますが、普通の学校とはどのような違いがあるのでしょう。「日本語イマージョン教育実施校では、日本語の授業だけではなく、数学や理科など全ての授業を日本語で行います。イマージョン教育とは、そうすることで自然と第二言語を習得させる教育プログラムです。オレゴンやアラスカではイマージョン教育が盛んで、日本語だけでなく中国語、スペイン語などでも行われており、言語を建物ごとに分けて実施している小学校などもあります。その学校では、学年ごとに日本人の先生がついていて、授業以外の休み時間なども校舎の中では日本語で話すことになっているので、普通の学校よりも日本語教育に集中できる環境だと思います。」  全ての授業を教えることになると、自分が得意としない教科の知識も必要になりそうですが、日本語の授業以外はアシスタントなので大丈夫だとのこと。「例えば、音楽はできるんだけど、理数系はだめという方もいらっしゃいますし。それぞれの科目の専門知識よりむしろ、日本語でどう教えるかということが大事ですから。」  滞在方法は親の会がホームステイを斡旋してくれて、基本的には保護者の家庭に無料でステイさせてもらうそうです。「親の会とは、日本語イマージョン教育実施校に子供さんを通わせている保護者の会で、日本に興味がある方ばかりです。家の中でも、食事の時などに1時間は日本語でディスカッションをするという家庭もあるようですよ。1年間長期で行くので使える英語が身につきます。」

語学研修と違うのは教師という立場で考えて英語を使うこと

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 現在はどのようなプログラムがありますか?「ISECE(アイセック)では現在オレゴン・ポートランドとアラスカのコースがあります。ポートランドは3月末出発で4月勤務開始ですので2009年度分は締め切られましたが、アラスカは現在募集中で3月末まで応募可能です。ポートランドは4月勤務開始で翌年3月末までの12ヶ月。アラスカは8月下旬から翌年6月までの10ヶ月となります。」 「語学学校ですと先生や生徒同士で話をすることが多いのですが、このプログラムでは学校で先生や保護者、生徒達と、またホームステイ先では家族と、様々な環境で人と接する機会があるので、コミュニケーション力が鍛えられます。日本語教師アシスタントは、アシスタントといえども保護者と話すときは教師として見られるので自分のプライドをしっかり保ち、考えて英語を話すようになります。同じ英語を学ぶにしても、語学学校とはまた違った、有意義な体験ができるのではないでしょうか。」教育現場も体験できる日本語教師アシスタント。自分の立場を意識して話すことから、言葉をどのように使うかより深く学べるところに魅力があるようです。

※ 取材協力・写真提供/特定非営利活動法人 国際教育文化交流協会 ISECE(アイセック) 大野義夫さん

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