留学特集
2016.02.11

海外アート留学でデザインを学んでデザイン業界を目指そう

デザイン業界へのキャリアチェンジやキャリアアップを狙ってアート留学をする人が、20~30代の社会人を中心に増えています。日本で学ぶのと何が違うのか気になるところ。そこで、バンタンデザイン研究所 海外サービス局の石井大介さんにご協力いただき、アメリカ・ニューヨークの名門アートスクール、パーソンズとのタイアップでこの10月からスタートしたばかりのアート留学プログラムを中心にご紹介します。

NYの名門アートスクールでビジネスにつながるデザインを学ぶ

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「日本の美術大学や専門学校との大きな違いは、デザインをアートとしてだけでなく、ビジネスにつなげて学ぶこと。アメリカ、特にニューヨークのアートスクールは全体的にその傾向が強いですが、中でもパーソンズは常にビジネスを念頭においたカリキュラムとして有名です」と教えてくれたのは、バンタンデザイン研究所 海外サービス局の石井大介さん。ご自身も同校の卒業生です。 「まず、講義や制作だけでなく、ディスカッションやプレゼンテーションがものすごく多く、作品の良し悪し以前に、コンセプトをしっかり持ち、伝えることを重要視されます。例えば、1~2学期をかけて作るような課題では、最初の1ヵ月位は背景のリサーチやコンセプト作成で、毎週、教授の前でコンセプトをプレゼンテーションし、OKがでてからやっと制作に入りますが、その間も随時プレゼンテーションはあるわけです」。  しかも、こうした大きな課題に加え、毎週のように1週間程度で仕上げる小さい課題も。「企業ではいくつものプロジェクトをかかえるのが普通なので、敢えて同時進行で複数の課題をこなすことを要求されます。課題も、 “企業のイメージカラーを必ず使用”というような制約がある場合が多いですね。同じようにプレゼンテーションでも、“このコンセプトだと客に伝わりにくい”などと、常にビジネスを想定。そのため、卒業生の就職率はとても良いですし、自分で起業する人も多いですね」。

最短1年間の留学で学位が取得できる新プログラム発表!!

 1896年に創設されたパーソンズは、ニューヨークだけでなく、世界的にも定評のある名門アート大学。4年制大学や大学院はもちろんですが、最近注目を集めているのがAASプログラムと呼ばれる2年制のプログラム。 「他の大学では、4年制大学の一部として、プログラム修了後に3年次に編入するのが一般的ですが、パーソンズでは4年制から独立しているので、2年間で学位取得をめざせるようになっています」。  さらに、この10月からスタートしたのが、日本の4年制大学を卒業または卒業見込の人を対象として、バンタンデザイン研究所との提携プログラム。「まず、国内で6ヵ月間の英語とデザインの授業を受け、留学に向けた基礎作りをします。英語の授業は文法と、プレゼンテーションを中心とした会話が、それぞれ1時間50分の授業を20回ずつ。アメリカ人のデザイナーが講師なので、デザインに関する内容も多いですよ」。  デザインの方は、日本人の現役のデザイナーから合計80クラスを受講。「カラー理論やデザインの理論と歴史などの講義が半分、残り半分は制作になります。この講義分が留学後にパーソンズの10単位分に相当するとみなされ、さらに日本の大学での一般教養分として21単位に互換されます。学位取得に必要な65単位分のほぼ半分を出発前に取得したことになりますので、本来なら2年間のところ、最短1年間で卒業が可能になるのです。もちろん、それ以上かけてゆっくり学ぶこともできますよ」。

人気の高いファッション、グラフィック、インテリア専攻

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 幅広い分野で高い評価を得るパーソンズですが、「アメリカのデザイナーの多くを輩出しているファッション専攻は特に人気。映像も、パーソンズ監修のTV番組があるほど有名です。アメリカで最古の歴史を誇るインテリアデザインやグラフィックデザインも、優秀な卒業生が多く企業とのパイプも強いということで、安定した人気を保っています。ただ、グラフィックデザインについては、ビジネス重視でない、いわゆるアーティストを目指している方には向かないでしょうね」。  これからの注目専攻は、最近、建築と合併したインテリアデザイン。「空間デザインなど、これからさらに分野が広がっていくと思いますよ。それから、私が卒業したデザイン&テクノロジー。この両者が組み合わされれば何を作っても良いという科なので、Webデザインや簡単なロボットを作ったりと、これからの時代にマッチしているし、年々学生が増えています。ファッション人気も変わらないと思いますね」。  専攻に関わらず、ほとんどの生徒が在学中にインターンシップを経験。「卒業後にも1年間の有給実務研修ができるので、企業とのパイプもできるし、仕事は見つけやすいと思います。ただ、その後の就労ビザについては、抽選があるため本人の運次第になってしまいますね」。それでも、日本では学べないデザインとビジネスを絡めた勉強は、例え帰国することになっても仕事をする上でも有益だと石井さんは言います。「インテリア専攻の人が、インテリア会社の海外部門担当になったり、デザイン&テクノロジー専攻の人がゲーム会社に就職したり、みんな、専攻を活かして活躍していますよ。韓国や中国などへの就職をめざす人もいますね」。 <>br ※ 取材協力・写真提供/バンタンデザイン研究所 海外サービス局 石井大介さん

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