留学特集
2016.02.10

オーストラリア留学・専門コースで人気が高いのは?

今や“英語は話せて当たり前”の時代。せっかく語学留学で英語を身につけても、「それがどうしたの?」と言われることが多いのが現実です。そこで、最近注目を集めているのが、専門学校でスキルや専門知識を学ぶ専門留学。そこでKALEIDO留学サービスの大西輝彦さんにご協力いただき、特にオーストラリア留学に焦点をあてて、注目の専門留学コースについてご紹介します。

“英語を使って、人と接するのが好き”な人に人気のホスピタリティ

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「以前は、専門学校へ留学する方は、“海外で専門の知識や技術を学びたい”と目的がはっきりしていたのですが、ここ10年は、むしろ“英語を学びたいけれど、それだけではなくて何か+αのものも”という理由で専門留学する方が多くなってきました。」と教えてくれたのは、KALEIDO留学サービスの大西輝彦さん。その理由として、語学留学だけでは就職活動でも評価されず、仕事につながらないという事情があるのではないかと言います。  そうした参加者の場合、最初から学ぶものがはっきりしているのでなく、カウンセリングを経て専門コースを選ぶ場合がほとんど。中でも人気が高いのがホスピタリティを学ぶ留学です。「語学を学ぶ方は、“人と接するのが好きで、英語を使って交流したり、人に喜んでもらいたい”という方が多いのですが、そうした方にぴったりなのが、ホスピタリティということになります。英語力はもちろん、接客やサービスの提供の仕方、国際的なマナーなどを身につけることができ、帰国後もサービス業や飲食業など、幅広い分野で活躍が可能なので、つぶしが利きやすいですね」。  留学期間はもともとの英語力によっても変わりますが、「英語研修を6ヵ月程度してから、1~2年間専門留学という方が多いですね。理論が中心になる大学よりも、実践的な技術やスキルを学べる専門学校へ留学の方が圧倒的に多いですね。日本も、“ようこそ日本キャンペーン”など、海外からの観光客誘致に積極的に乗り出していますから、今後ますます重要になる分野だと思いますよ」。

今までのキャリアも生かしたキャリアアップをめざせる通訳養成

 ホスピタリティと並んで人気が高いのが、通訳養成コースへの留学。「こちらも、“人と接するのが好きで、英語を使って交流したい”という点は同じですが、より言葉を重視して、“語学スキルを最大限に利用したい”という方が選んでいますね。入学時の英語力も、ホスピタリティよりも高いレベルを要求されます。やはり先に6ヵ月程度の語学研修をしてから、6ヵ月~2年間専門留学という方が多いですね」。  国土交通省が認定する観光通訳以外、通訳の国家資格がない日本と違って、オーストラリアではレベルに応じたさまざまな資格が用意されています。「通常、半年の専門留学で、“パラ・プロフェッショナル”という通訳への登竜門である資格を取得します。オーストラリアで通訳のプロとしての看板を掲げるほどのレベルとはみなされないのですが、実は、この資格取得後に日本の通訳養成専門学校へ入学した方がいるのですが、すでに卓越したレベルに達していたために奨学生として受け入れられたそうです。日本の学校での1年以上には優に相当すると思いますよ」。  もともと通訳をめざす人はもちろん、意外に多いのが、それまでのキャリアを生かしてキャリアアップを狙う人。「秘書や看護師、ディーラーなどをしていた方が、通訳技術をつけて、 “通訳のできる秘書”として貿易会社の社長付きスタッフに転身したり、病院で外国人患者のサポートをしたり。また、英語学習の延長として通訳コースを選ぶ方もいらっしゃいますよ。ただ“語学留学していた”というよりも、“通訳の勉強をしていた”という方が、就職活動などでもイメージが良いですからね」。

現地の看護師資格を取って、国際派看護師になる

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 増えているのが、看護師や美容師の留学。「もともと留学やワーキングホリデーに行く方の多い職種だったのですが、特に看護師さんの留学は増えていますね」。というのは、実は、数年前から日本で正看護師の資格とキャリアを持つ人に対するオーストラリアの看護資格取得条件が改定。「以前はオーストラリアで大学に入らないといけなかったのですが、OETと呼ばれる英語の試験のみで良いことになったのです。そのため、1年程度の留学で現地の資格を取って働くことも可能になりました」。  条件が緩和されたことからも分かるように、オーストラリアでも看護師は人手不足。「多言語国家ということからも、英語以外の言葉が話せる看護師は重宝されています。英語と日本語ができて、即戦力になるということで、資格さえ取れれば仕事も見つけやすいですし、就労ビザだけでなく永住権につながることも夢ではありません。仕事の大変さは変わりませんが、日本ほど3Kの職場ではありませんし、看護師の地位も高いので働きがいはあると思いますよ」。  専門として何を学ぶにせよ、共通しているのは“言葉を媒介にして、人にサービスしたい”ということ。「そうそう、小学校の英語導入を前にして、児童英語教師養成コースへのお問い合わせもコンスタントにありますよ。英語だけでなく、子供に教えるスキルに注目している方が多いですね」。“語学留学=遊学”とも見なされがちな今、+αのスキルを身につけて、せっかくの留学を将来につなげるものにしませんか?
※ 取材協力・写真提供/KALEIDO留学サービス 大西輝彦さん、ビクトリア州政府観光局、クイーンズランド州観光公社

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