留学特集
2016.02.10

アメリカ留学~アメリカの大学を目指す学生が増えている

入学するのは大変なのに、入ってしまったらアルバイトや遊びに追われがちな日本の大学。そんな現状に、いっそ海外で自分の力を試したいと、アメリカ留学(4年制大学への留学)をめざす学生が増えています。そこで、グローバルスタディ海外留学センターの上奥由和さんにご協力いただき、アメリカと日本の大学の違いや、少ない予算でも留学できる方法などについてご紹介します。

思考力や分析力をつけるアメリカ留学での授業

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「日米両方の大学を併願する方も多いのですが、日本の第一志望に合格しても、敢えてアメリカの大学を選ぶ方が増えています。あちらの方がレベルも高いし、真剣に勉強できる環境が整っていますから」と教えてくれたのは、グローバルスタディ海外留学センターの上奥由和さん。“日本の大学に行けなかったからアメリカへ”という人の多かった以前とは比較にならないくらい、留学生の質も意欲も高くなっているといいます。  ゼミを除けば、大教室で教授の講義を聴き、理解して覚えるというのが日本の大学の基本。「ところが、アメリカの、特に私立大学では、大半が15~20人程度の少人数クラス。学生が主体になってディスカッションし、教授が意見を述べて、次週までに個々にレポート作成というスタイルが多いです。思考力や、分析力、想像力、発想力などが重要で、ものすごく訓練されますね。ただ、州立大学のような大きい大学では日本的に、大教室での講義が中心になります」。  上奥さんによると、世界的に人気が高いのはビジネスやIT専攻ですが、日本人にはむしろ国際関係や環境を選ぶ人が増えているそうです。「“卒業後にさらに大学院へ進んで、研究の道に”とか“NPOで働きたい”と、進路もまじめに考えている方が多いです。専攻にかかわらず大学院進学は多いですね。アメリカは、もともと大学卒はUnder-graduate、大学院を出て初めてGraduateと言われるくらい、大学院が一般的なんですよ」。

奨学金を使えば日本の大学と変わらない費用で留学できる

 正規留学となると、気になるのが費用。「はっきり言って、学費はアメリカの方が高いです。というよりも、日本は私立大学でも80~90万円程度と、世界でも稀有なほど学費の安い国なんです。イギリスでは年間200~250万円は当たり前ですし、アメリカでも州立大学で100~150万円、私立の名門大学なら300万円以上かかるところも多いです。ただ、その分、教授陣も勉強設備も揃えていますから、教育レベルは日本よりもはるかに高いですね」。  とは言っても、よほどのお金持ちでなければ予算には限りがあるもの。そこで上奥さんが勧めるのが、私立大学が独自に提供している奨学金の利用です。「先月に出発した学生さんの例ですと、奨学金を利用することで、学費と寮費、食費を合わせて、自己負担は年間1万ドル(110万円位)になりました。それに、お小遣いが月に2~3万円位、テキスト代が年間で4~5万円位必要ですが、日本の大学でも初年度は学費や設備費だけで100万円位かかりますから、かえって安く留学できるのです」。  こんなにおいしい奨学金、実はかなりの大学で提供しています。「というのは、アメリカの大学は学生が考えを発言することを重視しますから、アメリカ人や白人ばかりでは偏った価値観や宗教観で発想が広がらないと、倦厭されがち。そこで、留学生の少ない大学では、奨学金を出すことで留学生を呼び、多様な人種や国の人を参加させることで授業が活発になり、さらにはその学校の価値もあがるのです。ですから、日本人にあまり知られていない、留学生や外国人の少ない大学や町がほとんどです。でも、その分、現地の学生や住人も話しかけてくれたり、交流しやすいし、親切に面倒をみてくれたりすることが多いですよ」。

留学で何をしたのかがその後の進路の成否の鍵

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 卒業後は大学院進学か就職が一般的。「ちょうど今、就職活動中の参加者が多いのですが、やはり海外での就職を目指す方が多いですね。アメリカの場合、現地の大学を卒業すれば、1年間は働くことができます。その後は、正式に就労ビザを取らないといけないのですが、こちらの方は最近はとても難しいので、最終的には帰国する方も多いですね」。  就職でも大学院でも、希望の進路をめざす上で大切なのが、“留学で何をし、何を学んだのか”ということ。「今は英語が話せる人はたくさんいるし、それだけでは武器にならない時代。それよりも、異文化や国際的な環境の中で、トラブルを解決してきた能力というものが高く評価されます。こうした異文化トラブルはビジネスの世界でもありますし、企業も留学生にそうした力を求めているのです。例えば、“クラスのディスカッションでこういった問題が起きて、自分がこう解決した”というようなことをうまくアピールできれば、すごく良いと思いますよ」。  そして、もう一つ大切なのが、在学中から、将来のキャリアプランに合わせた活動をして準備すること。「インターンシップやボランティアなど、空き時間を使ってできることはたくさんあります。今、留学中の方も、夏休みで一時帰国中もカンボジアと中国にボランティアに行ったりして、動いている方が多いです」。日本で漠然と大学生活を送るのではなく、目標に向かって、留学をばねに大きく羽ばたくチャンスです。
※ 取材協力・写真提供/グローバルスタディ海外留学センター 上奥由和さん

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