留学特集
2016.02.09

イタリア留学でアートを学ぶ!鞄や靴、ジュエリー制作が人気

美術や工芸、ファッションなど、街中にアートが溢れるイタリアで、本場の技術を学ぶイタリア・アート留学。短期・長期、初心者から、経験者がさらに深い技術を学ぶものまで、様々な人がそれぞれの目的にあわせて参加できます。そこで、アカデミアリアチ東京オフィスの熊沢千恵美さんにご協力いただき、イタリア留学、特にフィレンツェのアート留学の最近の人気コースなどについてご紹介します。

イタリアで将来を見据えた半年以上の留学が急増加中

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「ほとんどのコースが1~2週間から参加可能なので、以前は旅行の延長で2週間~1ヶ月参加するお稽古感覚の方が多かったのですが、最近は、仕事に結びつけることを目的に、もっと本格的に半年~1年間留学する方が増えてきました」と教えてくれたのは、アカデミアリアチ東京オフィスの熊沢千恵美さん。「問い合わせも、留学でのスキルアップや就職についての質問が増えていますし、留学中にポートフォリオも作って、修了後の就職活動につなげるという訳です」。 最近増えているのが、高校卒業後すぐに本格的留学をめざす人。「専門学校や美術大学は大都市に集中しているので、地方出身の方の場合、イタリアに留学しても、かかる費用は大差ないのです。それに、日本の学校では、一人ひとりの個性を伸ばすよりも、30人前後のクラス全員で画一的授業が行われ、学生ひとりひとりの個性を伸ばすことができないのが現状です。それで、ご本人だけでなく、親御さんもイタリア留学を勧める例が増えているのです」。 そして、前者に並んで多いのが、20代後半~30代前半の社会人。仕事の合間にカルチャースクールなどでコツコツと勉強してきた人が多いそうです。「イタリア語も、半年~1年程度NHKの語学講座で勉強したとか、週1~2回語学スクールに通って初級~中級程度という方が多いです。制作自体は見よう見真似でもできますが、本格的に学ぼうと思ったら、デザインのコンセプトを伝えたり、技術の伝授には、やはり先生とのコミュニケーションは不可欠。多少なりとも語学力は必要になりますね」。語学に自信のない人は、語学研修を組み合わせたり、通訳を頼むことも可能です。

人気は職業に直結しやすい鞄や靴、ジュエリー制作

 フィレンツェの名門アートスクール、アカデミアリアチでは、絵画や修復、革細工、工芸、インテリアデザインなど、さまざまなコースがありますが、「人気が高いのは、鞄や靴、ジュエリー制作ですね。フィレンツェはもともと革細工やジュエリーで有名。毎年6月には世界中からバイヤーが集まる有名な革の展示会があります。その本場で手に技術をつければ、仕事にも結び付きやすいですね」。 「最初の数点は基本技術の習得、その後の制作は一人ひとりのペースや目的に合わせて進められます。例えば鞄制作でも、ポーチからボストンバッグまでシリーズでとか、メンズ、若い女性向けとか。1ヵ月以内の短期の方の場合は、ポーチやシンプルな型のバックを数点製作します。半年以上参加の方は、何を作るかから始まって、デザイン、型紙起こし、裁断、縫製まで、まったくのオリジナルのものを自分で作りますし、持ち手の素材1つとっても革やバンブー、金属など、さまざまなアイテムや素材を扱えます」。 地金を叩いて、すかし彫りや飾り彫りなどルネサンス時代から伝わる、フィレンツェの技法を学ぶジュエリー制作。「初心者と経験者が7対3位ですが、日本とは道具も違うので、初心者の方が先入観なく伸びる場合もあります。こちらも基本を学んだあとは、“いろいろなアイテムを万遍なく”“指輪専門”“オーソドックスなきれいなもの”“フィレンツェ独特のデザインの店を開きたい”など、目的や希望に合わせて制作。男性には紋章や独特な文字での名入りのゴツいデザインも人気です。日本の専門学校では年間で4つ位しか作りませんが、ここでは3ヵ月で10個位作るんですよ」。

留学で得た技術とイタリア語を帰国後の仕事に活かす

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 就職を目的とした留学が多いというだけあって、帰国後も留学経験を活かした仕事をされています。「メーカーでも新製品のサンプルは手作りですから、サンプル制作をする方や、留学で得た専門知識とイタリア語を活かしてバイヤーの仕事をする方もいらっしゃいます。もちろん、ご自分の店を持ったり、ご自身で教室を開いたり、大学やスクールで教える方もいらっしゃいますよ。卒業後イタリアでインターンシップをする方も増えています」。 男性の参加者も多いのが本格的アート留学の特長。「以前はアートの専門学校や大学を出た方が多かったのですが、最近はIT企業などに勤めていた方が、“テレビのドキュメンタリーでこういう生活は良いなと思った”とか“海外旅行でショップを見て感動した”と職人を目指す方が増えてきましたね。いずれにしても“一生の仕事に”という覚悟の方が多いです」。 一方、女性の場合は、“手作業で覚えたものは一生もの”というスタンスで留学を志す人もいるようです。「例えば、出産後もコツコツ自分のペースで作品を作ってインターネットで販売することもできるし、自宅で教えることもできますよね。その時その時の生活に合わせて仕事の規模を変化させたり、自分のペースで長く続けられるというのがアートの良い点だと思いますよ」。
※ 取材協力・写真提供/アカデミアリアチ東京オフィス 熊沢千恵美

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