留学特集
2016.02.06

異文化体験できる留学~日本語教師アシスタント

せっかく言葉と文化を学ぼうと語学研修に行ったのに、語学学校はアジア人ばっかりで、知り合った現地の人は先生とホストファミリーだけ。がっかりして帰国という人も少なくありません。そこで、もっと現地の人と交流したいという人たちに注目を集めているのが、日本語教師アシスタント。TOP留学センターの村本建二さんにご協力いただき、プログラム内容や現地の生活についてご紹介します。

現地の人と触れ合う留学がしたい人にお勧めの”文化紹介インターン”

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「日本語教師というと難しく感じるかもしれませんが、やるのはあくまでも現地の先生のアシスタント。別に英語で日本語の文法の説明をしたりするわけではないので、積極的にコミュニケーションしようという気持ちと中級くらいの英語力があれば大丈夫です。教えるというよりも国際交流をするプログラムですね」と教えてくれたのは、オーストラリアとニュージーランドでの日本語教師アシスタントプログラム専門店、TOP(Teachers Overseas Placement)留学センターの村本建二さん。  最近、多いのが、短期語学研修を体験したけれど、アジア人ばかりで、ホームステイも下宿感覚でがっかりしたという人。もっと現地の人と交流したり、異文化体験できる留学がしたいと、参加する人が増えているそうです。そんな人に村本さんが勧めるのが、“日本文化紹介インターン”。「基本的には日本語教師のアシスタントなのですが、授業のコマ数も少なく、レベルも基礎的な日本語に留まっています。その分、空き時間が多いので、それを利用して、自由に活動することができるのです」。  例えば、昼休みに図書館で折り紙教室を開いたり、放課後に世界文化体験クラブに加わったり、日本のゲーム大会を開いたり。「“ハンカチ落とし”や“あっちむいてホイ”も喜ばれますし、おはしの使い方ゲームとか、絵の具と水彩の筆で書道とか、文化祭で焼きそばやお好み焼きを作ったり、アイデア次第で何でも良いのです。派遣先は小学校が多いのですが、子供たちと触れ合ううちに自然にコミュニケーション能力がつきますね」。ただ、自主性に任されるところが大きいので、積極的に行動しないと充実感を得にくいということも。

海外の教育現場を体験したい教師志望者には”日本語教師アシスタント”

 国際交流を目的にした参加者と並んで多いのが、大学の教職課程や日本語教師養成講座を受講している教師志望者。海外の教育現場を経験したり、英語力をつけて、将来の仕事に結び付けたいという参加者が、大学生や20代の女性を中心に増えています。そんな、文化紹介よりももっと“教える”体験に重点を置きたいという人にお勧めが、“日本語教師アシスタント”。週4日以上日本語クラスのある学校へ派遣されるプログラムです。 「派遣先は小学校から高校までありますが、いずれも日本語教育が盛んな学校ばかり。授業のコマ数も多いですが、当然日本語のレベルも高くなります。とは言っても、アシスタントということは変わりませんので、日本語のネイティブスピーカーとして、発音や実際の使い方など、現地の日本語の先生を助けるのが役割です。授業はビッチリありますが、こちらも空き時間に自由に活動することもできますので、積極的に行動した方が楽しいですよ」。  また、こうした日本語教育に熱心な学校というのは、異文化への理解があったり、他の言語についても熱心な場合が多いもの。日本語以外にも他国からの研修生がいることも少なくありません。「実は外国語で一番人気が高いのは日本語なのですが、最近、フランス語に押されつつあるのです。他にも中国語や韓国語、スペイン語、イタリア語など、そうした他の研修生との交流も良い経験になると思います」。

教室の扉を開けると現地の生徒が待っている

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 どちらのプログラムを選ぶにせよ、何よりも大切なのは積極性。「もし自分が生徒だったら、海外から明るくて元気な先生がやってきて、外国語を教えてくれたり、異文化を体験させてくれたらうれしいじゃないですか。英語は今一つでも、積極的にどんどん自分を表現しようとする人を私どもも、現地の学校も待っています。逆に、そういう人なら、語学研修では得られないような充実感が得られると思いますよ」と村本さん。 「留学とは他を知り、己を知ること」。異文化の中で自分と違うこととぶつかり、不安や希望を感じたり、さらには自分を見つめなおしたり、真剣に自分のことを考えるきっかけにもなります。「帰国後は日本語や英語の教師になる人もいますし、国際交流協会のメンバーになったり、ボランティアで外国人をサポートしたり。仕事であれ、趣味であれ、何らかの形で、この体験が将来につながっている人が多いですね」。  現地では、ほとんどの場合、研修先の学校の先生やスタッフの家にホームステイ。「下宿感覚が多い語学研修のホームステイと違って、異文化交流に理解があり、仲間として受け入れてくれます。費用も、相場よりはかなり安い場合が多いですね。何よりも、教室の扉を開けると、現地の生徒が自分のことを待っていてくれる。そんな経験は、普通の語学研修では絶対あり得ないこと。現地の文化に飛び込み、現地の人たちと交流できる、真の意味の留学だと思いますよ」。
※ 取材協力・写真提供/TOP留学センター 村本建二さん、クイーンズランド州観光公社

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