留学特集
2016.02.05

中国短期留学プログラムの実状

近年ますます活気に沸く中国。国際社会での地位も高まり、日本でも大学やビジネスで中国語を学んだり、必要性を感じている人も増えています。言葉を学ぶには何といっても現地へ行くのが一番ですが、中国に関するマイナスイメージの報道も多い最近、“中国留学はしてみたいけれど、大丈夫なのか不安”という人も多いのでは? そこで、(株)日中文化交流センターの渡辺莉莉さんにご協力いただき、夏休みに行ける中国短期留学プログラムと、中国の現状についてご紹介します。

現地では日本で言われているほどの混乱は起きていませんよ

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「中国については、経済成長など良い話題に加えて、マイナスイメージの報道もいろいろされていますが、現地では大きな混乱もありませんし、留学される方の数も昨年に比べてあまり変わりませんよ」と教えてくれたのは、(株)日中文化交流センターの渡辺莉莉さん。「もちろん日本とは違う面は多いので、注意をするに越したことはありませんが、あまり神経質になりすぎる必要もないと思いますし、逆に、こういう時期だからこそ、実際にご自分の目で現地を見るというのも大事だと思います。弊社でも、現地サポートプラン加入者と中国短期プログラム参加者の方には、出発前のオリエンテーションで現地についての注意事項などをご案内していますが、ただ、やはりお問い合わせの時に、食や治安などについて心配されて、訊かれる方は増えていますね」。  食に関する問い合わせの中心は、“どういったところで食べれば良いのか”ということ。それについて、渡辺さんは「学校のカフェテリアは安全ですし、レストランでも清潔そうな所を選べば大丈夫です。ただ、日本とは水が違うので、それだけでお腹を壊すかたもいらっしゃいますので、ナマモノは避けた方が良いですね。いくら火が通っていても、見るからに不潔そうなお店や屋台はお勧めしません」。さらに渡辺さんが、中国留学の際の注意事項としてあげるのが、交通事情。「中国は右側通行ですし、赤信号でも車の右折は認められているなど、日本とは交通ルールが違います。マナー自体は良くなっていますが、車の数も増えているので、渋滞は相変わらずという感じですね。短期留学の場合は、滞在もキャンパス内の寮か、徒歩圏内のホテル。通学には使いませんが、観光時やフリータイムの移動手段はバスが中心になります」。

1ヶ月以内で文化体験や見学も盛りだくさんな中国語短期留学

 短期留学も多い英語圏留学と違い、中国留学というと、ほとんどが半年や1年以上の長期間のもの。そこで、そこまでは時間がとれないという方や、自信がないという方に人気なのが、2週間または4週間の中国語短期留学プログラムです。「4週間プログラムは北京と上海を2週間ずつ、2週間プログラムは昨年まではどちらか1都市のみでしたが、今年から1都市と2都市から選べることになりました。2週間プログラムは大学生が8割で、あとは60歳以上のシニアのご参加が多いですが、4週間プログラムはほとんどの参加者の方が大学生です。中国語専攻の方もいらっしゃいますが、ほとんどの方が第2外国語やラジオ講座で学んだ程度の初級レベル。中国は初めてだけれど、旅行よりも文化体験や勉強をしたいから短期留学を選んだという方が多いですね」。  滞在は北京、上海ともに、大学構内の留学生専用の寮を予定しています。平日の午前中は中国語の授業を受け、午後や夜に週3~4日ほど観光や文化講座、週末にも近郊への小旅行が組まれています。「1人で参加される方が多いのですが、出発前のオリエンテーションでメンバーの顔合わせもありますし、いっしょに太極拳に挑戦したり、中国式マッサージを受けたり、観光したりしながら、すぐに仲良くなりますね。帰国後も連絡をとりあって、いっしょに遊びにいったり、集まったりしているようですよ。大学内に宿泊するので安全ですし、日本語のできる現地スタッフが学校のすぐ近くのオフィスにおり、文化研修のお手伝いや観光のアレンジをし、全日程に同行をします。また病気など困ったときのケアもいたしますので、中国語に自信のない方も安心してご参加いただけます。短期留学をきっかけに“中国っておもしろいし、もっと行きたい”と、休学して長期留学という方もいらっしゃいますよ。もちろん、最初から長期留学の下見を兼ねて参加される方もいらっしゃいますね」。プログラムは8月半ばから9月半ば。申し込みは約1ヶ月前の7月中旬とのことです。

忙しい社会人に人気のマンツーマンレッスン1週間留学

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 20代後半から30代前半の社会人を中心に人気を集めているのが、1週間のショートステイ留学。北京または上海、大連の三ツ星以上のホテルに滞在しながら、マンツーマンでの中国語レッスンを受けます。「いずれの場合も、滞在先のホテルは教室から徒歩圏内。基本的には弊社オフィスでの受講になりますが、上海では復旦大学の教室を借りて大学の先生からレッスンを受けることもできるので、留学気分も味わえますよ。多少は中国語を勉強したことのある参加者の方がほとんどですが、マンツーマンのため各個人のレベルに応じたレッスンが受けられますので、まったくの初心者の方でも大丈夫です。中には長期留学の下見を兼ねて参加される方もいらっしゃいますが、むしろ多いのが“長期留学は無理だから、せめて1週間でも体験したい”という方。1週間で休暇と旅行と勉強と、ついでに留学気分も味わおうという方が多いですね」。  基本プランは、宿泊と16コマ分の授業料、それに空港送迎がついています。オプションで授業や文化講座を追加したり、先生に観光案内をしてもらうことも可能です。「苦手な分野を集中的に学んだり、午前中に実践的な授業を受けたら午後は実際に街に出て試してみたりなど、1週間でもかなり密度の濃い期間にすることができるのは、マンツーマンレッスンならでは。例え短期間でも、中国で中国人から中国語を学ぶというのは、日本での勉強とは比較にならない効果があると思いますよ。何よりも、日本でこの金額でマンツーマンレッスンを受けるというのは、不可能でしょう」。また、出発曜日などの制約もいっさいなく、申し込みも出発の2週間前まで受付可能。急に休暇が決まっても、週の半ばからの1週間しか行けなくても参加できるので、忙しい社会人にもピッタリです。プラス・マイナスの両方の面で何かと話題にのぼる中国。今年の夏は、そのナマの中国を、自分の目で見て確かめてみませんか?
※取材協力・写真提供/(株)日中文化交流センター 渡辺莉莉さん ※ この特集は2008年4月30日に取材した内容です。地域的にも隔たりがある為、5月12日に四川省で起きた大地震については考慮しておりません。尚、この地震で被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

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