留学特集
2016.01.27

留学生がキャンパスライフも楽しめる語学研修に注目

語学留学でも、せっかく留学するなら現地の学生と知り合ったり、学生気分も大いに味わいたい。そんな人にピッタリなのが、大学のキャンパス内での語学研修。プログラム自体は正規の学部や大学院の授業とは分かれていますが、カフェテリアや図書館などのキャンパス施設を利用でき、大学のアクティビティやクラブ活動に参加したり、学生寮に滞在したりとキャンパスライフを楽しめる上、留学生だけしかいない語学学校に比べ、現地の学生との交流のチャンスも格段です。そこで、シアトルやニューヨークなどの大学内で語学学校を経営しているイー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン(株)の古川靖子さんにご協力をいただき、キャンパス内での語学研修、いわば学生留学の魅力やお勧めプログラムなどをご紹介します。

アメリカの大学生気分や現地の学生との交流も楽しむ語学研修

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「参加者の7割は20歳前後。アメリカの大学生活を体験したり、同じ年代の地元の友達を作りたいと、大学を休学したり、春休みや夏休みを利用して参加する方が多いです」と教えてくれたのは、イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン(株)の古川靖子さん。他にも、アメリカの大学への進学の準備として高校卒業後すぐに出発したり、アメリカの大学や大学院留学を考えているけれど、自分に合うかまずは短期で試しにと日本での学校休暇中に短期留学する人なども。「大学の雰囲気を味わうのが目的なら、日本の大学は休みですが向こうは学期中になる2、3月や9月がお勧めですよ」。  キャンパス内での語学研修は、大学の中に私立の語学学校がある場合と、大学自身が主催している語学研修コースに参加する場合の2種類。他の語学学校と同じように短期間からの参加が可能な前者に対し、大学主催の場合は月単位や学期での受講が多くなります。ちなみにイー・エフは前者で、シアトル、ニューヨーク、サンフランシスコ、サンディエゴの4つの大学で語学学校を経営しています。「別経営といっても、カフェテリアや図書館、ジム、プールなどのキャンパス施設は基本的にすべて利用できます。どの大学も広い敷地を持っていて、大学の中に銀行のATMがあったり、ブックストアやTea Shopがあったりなど、大学自体がひとつの町のような感じです。カフェテリアでいっしょになった学生と話したり、有料のものもありますが、ジムで行われているエアロビクスやロッククライミングなどの教室に参加したりは、キャンパス内だからこその体験ですね」。さらに長期間での留学なら、大学のクラブ活動に参加したり、学校がオーガナイズしている週1回のランゲージパートナーに参加して日本語に興味のある現地学生と交流する学生留学も可能。「短期間の滞在の場合は、現地の学生との交流というよりは大学の雰囲気を味わう程度になる場合が多いと思いますが、英語を話すという意味では、周囲にはネイティブの話し相手はたくさんいますし、“ジムへはどう行くの?”とか“図書館で本を借りるにはどうしたら良いの?”など、何かと話す機会はたくさんありますよ。あとは、語学学校主催のパーティーに学部生が来るということもありますね。サンディエゴは特に留学生と学部生の交流が盛んなので、パーティーで話していたら“あら、この人、学部生だった”なんてことも多いですし、活発に交流したい人にお勧めです」。  現地の学生との交流以外でも、サンディエゴに限らず、エリアや大学によってそれぞれの特色があるので、自分の目的やタイプに合った学校選びが大切。「サンディエゴやサンフランシスコなどの西海岸は、暖かいせいかヨーロッパからの学生に人気が高くて、開放的な雰囲気ですが、同じ西海岸でも、少し寒めのシアトルは自然に囲まれた環境で、学生も住人も優しい人が多いので、年齢の低い方や落ち着いて勉強したい方に向いていますね。ニューヨークから1時間ほど北のタリータウンにある学校も郊外の落ち着いた環境ですが、マンハッタンへは頻繁にくる電車で1時間で出られますので、“あわただしいダウンタウンで生活したいわけではないけれど都会も楽しみたい”という方にピッタリだと思いますよ」。

憧れの学生寮滞在はリーズナブルで友達作りにも最適な環境

 大学内での語学研修の魅力の一つが、大学内の学生寮に滞在できること。「実は、最近はキャンパス内で学ぶということよりも寮滞在を希望してこのプログラムを選ぶ方が増えているのです」と、古川さんも言います。もちろん希望すればホームステイを選択することもできますし、長期間の滞在なら途中でホームステイを体験することも可能ですが、「寮もホームステイも最短で2週間からアレンジできますが、短期間で両方というのはどちらも中途半端になってしまうのであまりお勧めできません。最低でも2ヶ月くらいの滞在で、6週間寮に滞在して2週間だけホームステイを体験というように、どちらかを主にするようにした方が良いと思います。でも、寮には、例えば図書館で夜遅くまで勉強したり、PCを使ったりなど、大学の中で暮らすメリットが多いので、せっかく大学内の語学学校を選ぶのであれば、できれば寮をお勧めします」。  寮の形態は学校によって様々ですが、2人~4人部屋でバス・トイレは共同というのが一般的。「共同のキッチンがある寮もあるのですが、パーティーをしたり、他の留学生との交流に使われる程度で、基本的に食事はカフェテリアで取ることになります。あと、ブックストアでも簡単な軽食を売っていたり、キャンパス内にファーストフードが出店していることもありますね。洗濯もキャンパス内のコインランドリーを使います。ニューヨークやサンフランシスコでは建物の中で、廊下に部屋が並んでいるという形ですが、敷地が広いサンディエゴやシアトルの大学には、2ベッドルームとリビングのコテージ風の建物を4~5人でシェアするという形の寮もあります」。  大学内で生活するので、通学にかかる交通費はゼロ。寮費にはカフェテリアでの基本的な食事が含まれていますし、学校主催のアクティビティに格安で参加すれば、現地で使用するお小遣いをかなり安くおさえられるのも大学内の寮に滞在するメリットの一つ。「大学自体が郊外にありますし、しかも生活のすべてをその中でするということで、ある意味閉じ込められた空間になり、自然と学生同士の団結も強くなっていくようです。友達を作りやすい環境だと思いますよ。ただ、ホームステイでは家でも否応なく英語を話さざるをえなくなりますが、寮の場合はかなり自主性にまかされるので、自分から話そうとしなければ話さずに終ってしまうことも。逆に話そう思えばたくさん話す相手がいるので、積極的に話しかけてくださいね」。

1年間留学するならお勧めのマスター・イングリッシュ・プログラム

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 9ヶ月から1年程度の留学が可能な人に古川さんがお勧めするのが、マスター・イングリッシュ・プログラムと呼ばれる、英語を使った専門学習のプログラム。「学校によって講座の種類は違うのですが、ビジネスやツーリズム、メディア&アートなど、専門分野についての基礎的な勉強を英語でするプログラムです。大学や専門学校の講座と違って、あくまでも語学の習得がメインとなりますが、ある程度決まった分野のことを系統的に学ぶことで、興味のあるものを通して効率的に英語を伸ばすことができますし、インターンシップも含まれていますから、実践の場で英語を使う機会にも恵まれます」。授業についていけるだけの英語力として、受講の目安はTOEIC500~600点程度。事前に英語のテストがあり、足りなければ先に集中英語コースを受講してからということもできます。「最近新しく、ニューヨークで国際関係、サンディアゴでヘルス&フィットネスのプログラムが設定されました。他にも、シアトルのエヴァグリーン州立大学の大学進学準備のプログラムや、サンフランシスコのインターンシップのプログラムも人気です。それから、大学の中ではありませんが、EFボストン校のビジネスのプログラムは、社会人の参加も多いですね。MBAのように就職に即有利というわけではありませんが、様々なケーススタディや、英語でのプレゼンテーション、交渉の訓練など、ビジネスに関する基本的なスキルを幅広く学ぶので、参加者の方からも就職後の実際のビジネスの場面で役立ったという話をよく聞きますよ」。最近はMBAの通信教育等もあるようなので、限られた空き時間を有効に使って  日本人が大半を占める語学学校やESLも多い中で、イー・エフはヨーロッパや南米など、他国からの学生留学が多いのが特徴。「今年はスペイン政府が留学生に奨学金を出していたこともあり、ヨーロッパからの学生が特に多かったです。来年もこの傾向が続くかは分かりませんが、どの学校も、ヨーロッパに限らず世界中からの申し込みがかなり多いので、できれば長期の場合は4~5ヶ月、短期の場合でも2ヶ月くらい前までにはお申し込みいただきたいです」と古川さん。早く計画を立てれば立てるほど、希望通りの留学が可能になります。特に寮は数が限られているので、寮滞在希望の人は特にお早めにとのことです。
※取材協力・写真提供/イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン(株) 古川靖子さん

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