留学特集
2016.01.26

今年もますます人気!海外で本場のクリスマスを体験

恋人や友達とのイベントになっている日本とは違い、キリスト教国での本場のクリスマスは今でも敬虔な祝祭。24日の夜から25日にかけては商店も閉まり、家族とともに教会に行ったり、クリスマスディナーやプレゼント交換を楽しんだりして過ごします。それだけに、現地に親戚かよほど親しい友人でもいない限り参加することはほとんど不可能。そこで最近注目をあつめているのが“クリスマス・ホームステイ”。ホストファミリーと共に家族の一員として本場のクリスマスを体験できると年々人気が高まっています。毎年こうしたプログラムを提案している日本旅行 語学留学デスクの今井久美子さんに協力いただき、特にお勧めのバンクーバーのプログラムを中心に、海外で過ごすクリスマス留学・ホームステイについてご紹介します。

クリスチャンのホストファミリーと伝統的なクリスマスを祝う

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「11月ごろからあちこちでパーティーが開かれますし、町中をイルミネーションが彩り、クリスマスが近づくにつれてプレゼントや食料の買出しなどでみんな殺気立っているような、でも“クリスマスだから多少のことは許せちゃう”というようなウキウキ感に包まれていく。それがイブからクリスマスにかけてパタッと静かになって、家族でのお祝いになる。ちょうど一昔前の日本のお正月のような感じですが、日本では絶対に味わえない独特の雰囲気があるのが本場のクリスマスです」と教えてくれたのは、日本旅行の今井久美子さん。数年前からそうした本場のクリスマスを体験するホームステイプログラムを紹介していますが、今年はより伝統的なクリスマスを味わえるようにクリスチャン家庭限定のバンクーバーのプログラムを提案しています。というのは、移民でなりたっているカナダはそれこそ多民族国家。せっかく本場のクリスマスを体験しようと思ったのに、ホストファミリーがクリスチャンでなかったり、不熱心で教会に行かなかったり、特別のディナーもなかったというようなことも。「そうしたことのないように、このプログラムでは特にクリスチャンのファミリーに限定し、クリスマスミサやディナーなど、伝統的なクリスマスを体験できるようにしています。そうしたクリスマスの伝統を大切にしている家庭が、クリスマス期間に他人を招待するというのは、普通ではなかなか考えられないようなことなんです」。その点からも、ここで紹介されているホストファミリーがホスピタリティ精神の強い方々ということがうかがえます。  クリスチャンということでホストファミリーの人種はある程度限られるものの、イギリス系、ドイツ系、北欧系、フィリピン系など様々。祝い方も家庭によって違うので、あまり先入観を持たずにその家の伝統に合わせることが大切です。「例えばクリスマスケーキでも、イギリス系ではプディングだったり、ドイツ系ではシュトーレンだったり、でも複数の人種が混ざっていたり、友達から影響を受けて違う文化を取り入れていることもあるかもしれません。プレゼントを渡すタイミングも24日の夜だったり、25日の朝だったり家によって違いますし、最初にそうした風習を聞いておく手もありますが、できればその時その時に“へえ、そうなんだ”と楽しんで合わせていくのが良いと思いますよ」。そして、今回のプログラムのポイントのひとつが24日にファミリーにクリスマスミサに連れて行ってもらえること。「実は私も幼稚園の頃に教会に行っていたことがあるのですが、特にクリスマスにミサに行くというのはなんとも言えず良いものですので、ぜひ体験していただきたいですね。海外の教会は雰囲気も明るいですし、みんなでクリスマスキャロルを歌ったり、教会によってはミサのあとでみんなでダンスをしたりなんてこともあるくらいです」。

バーゲンセールや語学研修などクリスマス以外の楽しみもいっぱい

 従来のプログラムでは本場のクリスマス体験に特化し、英語研修のないものがほとんど。というのも、ほとんどの学校がクリスマス前後2~3週間の休みに入ってしまうという事情もありました。「でも、実際にはクリスマス目的というよりもこの時期しか休めないからという方もいらっしゃいますし、せっかく行くのなら英語も勉強したいという方もいらっしゃるんです。そこで、クリスマス休暇を取らない学校でのレッスンも組み入れました。学校もこの時期はクリスマスを意識して、授業でクリスマスにちなんだことを習ったり、クリスマス絡みのアクティビティがあったり、楽しいですよ」。バンクーバーでも25日と26日はさすがにどこの学校も休みですが、後は通常通り授業を行っているという学校は少しずつ増加中とのこと。「オーストラリアも25日と26日しか休まない学校はけっこうありますね」。  クリスマス翌日はカナダではボクシングデイと呼ばれ、一斉にクリスマスのバーゲンセールが始まります。「本来は新聞配達の人とか、日頃お世話になっている人に小さなプレゼントを贈る日だったのですが、最近はそうしたニュアンスはなくなって、“一年で一番物価の安い日”といわれています。それまでの2日間は“まったく家を出なかったのでストレスが溜まった”と言うカナダ人がいるくらい、商店も閉まるし、公共交通機関もほとんどなくなって家に篭っているのですが、26日には解禁!!と、うわ~っとみんなが町に出てくるという感じですね。そうした雰囲気を楽しむだけでも面白いし、いろいろなものが信じられないくらい安くなるので、絶対お得ですよ」。

国・民族・家庭によって違う伝統や習慣を楽しむ

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 ひと口に本場のクリスマスと言っても、祝い方や習慣は様々。ディナーひとつ取っても、カナダやイギリス、アメリカでは七面鳥にクランベリーソースと茹で野菜というのが一般的ですが、オーストラリアでは魚も食べたり、国や人種によっても違いますし、もちろん“七面鳥が嫌いだから”と鶏を食べる家だってあります。「カナダでは、24日の夜にクッキーを箱に詰めてツリーの下に置き、翌朝なくなっていたらサンタさんが食べたということになるというような習慣がありますが、以前、それを期待していったのに、ステイ先のファミリーはしていなかったという方もいらっしゃいましたね。逆に“プレゼントを開ける前にこのクッキーを食べてしまわないといけないから、お前も食べろ”と言われることもあるかもしれません。特に他民族国家のカナダは“これがカナダのクリスマス”という決まった伝統よりも、それぞれの民族や家庭に伝統があるという面のほうが強いです。でも、カナダは年間250万本のクリスマスツリーを輸出していたり、“カナダクリスマスツリー協会”なんていうものもあるくらいクリスマスに気合が入っている国なので、やっぱりまさに本場といっても良いと思いますよ」。  クリスマスが気に入ったから他の時期に再訪したり、次は違う国のクリスマスを体験するという人も増えているとのこと。「オーストラリアなどの南半球では北とは違った夏のクリスマスを体験できますし、サーフィンをしているサンタさんのカードなんかも手に入って面白いですね。伝統を味わうならイギリスが絶対お勧めです。ただ、どこの国でもクリスマスは公共交通機関もかなり間引かれたり、場所によっては完全に止まるし、タクシーも相当早くに予約しないとダメなので、外出をしたいならよく調べた方が良いですね。お店も閉まるので、買い物も前日までにしておかないといけません。あと、お土産を兼ねて簡単なプレゼントを用意したり、もし早めにファミリーが分かれば、事前にクリスマスカードを贈っておくのも良いと思いますよ。ただ、あちらではカードは必ずクリスマス前に着かないといけないので、出すタイミングは気をつけてください」。 「もっともっとトラディショナルなクリスマスや田舎のクリスマス、ドイツや北欧など英語圏以外の国でのクリスマスホームステイなども面白いと思いますが、受け入れファミリー探しや言葉の問題もあるのでなかなか難しそうですね。でも、これからもこうしたクリスマスプログラムは増えていくと思いますよ」。ただし、クリスマスに受け入れてくれるファミリーも少ないし、この時期は日本に駐在している人もクリスマス休暇で帰国するので飛行機も混みあうので、申し込みは遅くとも1ヶ月前までに。
※取材協力/日本旅行 語学留学デスク 今井久美子さん
写真提供/日本旅行カナダ、オリジナルバンクーバー、バンクーバー観光局

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