留学特集
2016.01.25

憧れの航空業界へ就職しよう!

就職ランキングでも常に上位に位置する航空業界は、その高い人気だけに毎年かなりの狭き門。そこで、海外で資格や知識を取得して就職に結びつける航空留学が注目を集めています。以前から人気の高かった華やかなイメージのフライトアテンダントやパイロットなどに加え、最近では整備士などの地味な裏方への就職希望も増加中。ドラマ「GOOD LUCK」効果か、特に女性の整備士志願者も増えているといいます。そこで、航空留学関係を取扱っているアブロード・アカデミー・センター(AAC)の神山清明さんにご協力いただき、アメリカでの航空整備士留学についてご紹介します。

世界の航空機シェアの6~7割を占めるアメリカの資格取得で世界が職場に

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「普通に日本の航空会社に就職して整備士を目指すと、理工系の大学や大学院卒業生でも最初の4年間は見習いをし、それからやっと資格試験を受けさせてもらえます。しかも、日本の試験はアメリカよりも難しいので、通常は1度では合格せず、平均して入社10年目くらいでやっとジャンボの整備士の資格を取得するという場合がほとんどですね。ところが、ご紹介しているアメリカでのA&P(航空整備士)留学なら高卒でも14ヶ月の留学でアメリカの航空整備士の資格を取得でき、就職後も資格所持者ということで最初から責任ある仕事を任されます。先日も、ノースウエスト航空に就職して2年目になる方から、すでに4機種を担当していると報告を受けたばかりです」と教えてくれたのは、アブロード・アカデミー・センター(AAC)の神山清明さん。しかも、アメリカでは整備士が飛行機を製造することも認められているなど整備士がすることのできる分野が広いため、日本では学べない広範囲の知識や技術も習得することができるといいます。『今度、エンジンに関する海外研修に行ってきます。この研修を終えると、ジャンボ機のエンジンを一人で起動させ、エンジンが稼動している中での最終整備確認ができるようになります。ますます責任のある仕事を任されるようになるのでがんばってきます!』(体験談より)。  航空整備士はそれぞれの国によって認められている国家資格。アメリカの資格所持者ならアメリカ国籍の飛行機、日本の資格所持者なら日本国籍の飛行機のみというように、基本的に免許を持っている国の飛行機しか整備することはできません。「世界の航空機シェアの6~7割を占めているのがアメリカ。南米などを始め、世界の約半数の国はアメリカの免許から無試験で自国の免許へ切り替えることが可能です。そのためこうした国々からの留学生はとても多いですね。日本の場合は切り替えるための試験の受験資格が与えられ、それに合格しなければなりませんが、逆に日本の免許を持っていても、例え30年のキャリアがある人でもアメリカの受験資格はないのです」。

 さらにもう一つアメリカで学ぶメリットが英語力。どの国の飛行機であれマニュアルは全て英語で書かれているため、翻訳を待たずに直接英語で理解することができることは、例え日本で働くにしてもとても有用です。

3Kイメージの整備士も機械の進歩で女性も働きやすい職場に

 同じ航空業界でも、華やかなフライトアテンダントと違って、“男の職場”のイメージが強かった整備士も、10年ほど前から女性が増えてきたそうです。特に柴咲コウさんが女性整備士のヒロインを演じたドラマ“GOOD LUCK”以来、女性の志願者も急増中。「油まみれになって働くのも構わないというように女性自身の意識も変わってきているのでしょうが、機械も進歩しているので昔に比べて力仕事が減るなど、女性も働きやすくなってもきています」。AACがこのプログラムの紹介を始めて今年で10年。実はその第一期生は女性とのこと。「彼女は優秀な成績で卒業したあと、現地でアメリカ人と結婚し、今はご夫婦で整備士をしています。世界的にみても、航空整備士の1~3割は女性。この割合はどんどん増えていって、半数近くが女性になる日も遠くないと思いますよ」。  入学資格は高校を卒業している18歳以上。入学審査として数学の試験と英語での面接があります。「数学の試験は大体中学数学レベル程度です。英語力は原則としてTOEFL450点以上ですが、多少足りなくても面接次第で入学が認められる場合もあります。大学や短大への留学に比べて低いレベルでも入れるのですが、その後はアメリカ人に囲まれて、ものすごく勉強をしますので、英語力もすごくつきますよ」。1クラス35人中、留学生は約1割。日本人以外では、南米や東南アジアからが多いそうです。授業は14ヶ月を6タームに分け、簡単な数学からエンジンや機体について、そしてよりプロフェッショナルなことへと進んでいきます。「2ターム以降は4~5人でのグループワークが中心になります。卒業まで同じメンバーですし、自分以外はアメリカ人ばかりで、仲間としてどんどん引っ張ってもらえますね。当然付き合いも深くなって、長い休みも帰国しないで友達の家に行く人も多いくらいですよ。ドロップアウトも少ないし、皆さん、国家試験も乗り切っていますね」。『がんばる人間に対してはバックアップをするという考え方がしっかり根付いているので、国籍は関係なく、一生懸命な姿を見ればインストラクターや他の友人たちが自分を手助けしてくれました。』『国家試験はAirframeとPowerplantで分かれていて、それぞれ筆記、口答、実技試験があります。インストラクターや友人は自分のがんばりを認めてくれていたので、「必ず受かる」と励ましてくれていました』(体験談より)。

資格取得後は提携大学への編入も可能

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 ACCが紹介するA&Pプログラムはアメリカ航空局指定校になる専門学校への留学。しかし、全14ヶ月修了後には提携の2年制及び4年制大学の2年生へ編入することができます。「実は整備士のコースというのは通常は2年制大学の中にある場合がほとんどなのです。でも2年制大学へ入学するためには専門学校への入学以上の英語力が要求されます。そこでまず語学学校へ通う日本人が多いのですが、その分期間も費用も余分にかかってしまいます。ご紹介している学校では、先ほどもお話したとおり最初に要求される英語力が低いので、そうしたロスタイムなしに入学でき、しかも修了後に2年生に編入すれば、最初から2年制や4年制大学への入学を狙うよりもむしろ早く卒業できるということも十分考えられます」。  さらにうれしいのは、この学校が2・5ヶ月ごとに入学できるということ。高校卒業後すぐに入学すれば翌年の8月には修了、9月から大学の2年に編入することで、最初から大学へ留学するのとまったく同じ学年に進むことができます。「編入はあくまでも提携校だけですが、アメリカは途中で転校するシステムができているので、1年だけその学校で頑張れば、さらに違った大学へ移るという道も開けています。また、A&P留学中にかなりの英語力と勉強が身についていますので、編入後の勉強もその分楽だと思いますよ」。『A&P専門学校で約1年半「くだけた英語」を耳にしていたので、大学に初めて行ったときに、英語の聞き取り易さにかなり驚かされました』(体験談より)。日本で大学を卒業して就職し、やっと整備士見習いを始める22歳でアメリカの航空整備士の免許と学士号の両方を取得し、有資格者として責任のある仕事を任されることも夢ではないのです。  いくら入学基準が低く、また日本に比べて試験が楽だといっても、やはりアメリカ人の中で英語で学び、国家試験を受けるのは並大抵ではありません。『1日7時間授業に加え夜中の3時まで勉強した』などというのは体験談でも当たり前の話。しかし、その体験者たちが口を揃えて言うのが、それを乗り越えたからこそ自信と仲間、そして責任とやりがいのある仕事を手に入れることができたということ。そして、留学中の息子さんを訪ねた親御さんからも『明るく、素直に、楽しく生活していたようで、日本では得られないほどに成長していたと感じました』という声があがっています。アメリカだけでなく、世界の多くで通用するアメリカの航空整備士資格を取得し、世界を舞台に航空業界で働こう!!
※取材協力・写真提供/アブロード・アカデミー・センター(AAC)の神山清明さん

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