留学特集
2016.01.23

アメリカで働きながら安く滞在できるオペア留学に注目!

海外に留学や長期滞在をしたいと思ったとき、ネックのひとつが予算。例えば1年間の語学留学なら300万円位は軽くかかるし、ワーキングホリデーでもない限り現地で働くというのもかなり難しいものです。そこで最近注目を集めているのがオペア留学。ワーキングホリデーもできず、就労ビザ取得も難しいアメリカで、働きながら学ぶことのできるプログラムと、人気が高まっています。そのオペアとはいったい何なのか。アユサインターナショナル日本事務局の原田睦子さんにご協力いただき、働きながら安くアメリカに滞在できるオペア留学についてご紹介します。

50~60万円の予算でも1年間アメリカへ滞在可能

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「最初は語学留学を考えていたけれど、費用の点でオペアを選んだという方はやはり多いですね」と教えてくれたのは、アユサインターナショナル日本事務局の原田睦子さん。「アメリカに1年間留学しようと思えば、安くても200~300万円はかかりますが、オペアなら50~60万円で済みますので、なるべく安く長く滞在したいという方に人気です。基本のプログラムは1年間ですが、現地で3、6、9ヶ月のいずれかご希望で延長することもできますよ」。  オペアとは、もともとヨーロッパに古くからあるシステムで、ベビーシッターをする代わりに無料で滞在させてもらい、安い費用で留学をすることができるというもの。アユサのプログラムでも、食事や入浴の世話や幼稚園の送り迎え、散歩や遊び相手など、ホストファミリーの子供の世話をすることと引き換えに、個室と食事、給料が支給されます。「仕事内容は、その家の子供の数や年齢、生活スタイルなどによって多少変りますが、子供の世話に関することに限定され、その他の家事労働などはありません。スケジュールや休みの曜日などもファミリーによって違いますが、基本的に日は毎週1日半と年次有給休暇が10日間、給料は週給140ドルが保証されていますし、学校に通う場合は500ドルの学費補助も受けられます」。ただ、有給で仕事をする以上は、意思疎通ができる程度の英語力と、保育園などでの経験が必要。いずれかが足りない場合は、出発前に補充しておかなければなりません。「英語が全くできないのでは勤務条件も相談できませんし、子供との意思疎通もとれません。保育経験に関しては出発前に研修で補うことも可能ですが、なによりも大切なのは、子供が好きなこと。そうでないとオペアはちょっと難しいですね。」。  滞在先兼仕事場になるホストファミリーが決定し、電話インタビューで勤務条件なども打ち合わせてから出発。よほどのことがない限り、1年間同じ家にステイします。「ワーキングホリデーでは現地に着いてから自分で仕事を探さないといけませんし、国によっては同じ職場では一定期間しか働けないという規定もあります。その点、このオペアプログラムは出発前にファミリーも決まるので安心だし、最後まで同じ仕事をするのでスキルアップもできるのではないかと、ワーキングホリデー希望をオペアに変更される方もいらっしゃいますね。もちろん、子供が好きだから子供と関わる仕事をしたいという方が多いですし、アメリカはワーキングホリデーができないからという方もいらっしゃいますよ」。

仕事の合間にコミュニティカレッジなどで勉強

 オペアは本来、働きながら安く留学できるようにと始まったシステム。このプログラムでも、期間中に高等教育機関で最低6単位を取得するよう義務付けられています。「もちろん子供と触れ合っている時間が生活の中で一番多いのですが、休日もありますし、両親が帰る夕方以降など1日の中にも自由時間があります。普通の語学研修のように毎日同じ時間に何時間も学校に通うというのは難しいですが、ファミリーと相談して時間をつくり、近くの公立のコミュニティカレッジなどで現地の人といっしょに学んでいる人が多いですね。会話やライティングなど英語に関する講座を取る方が多いですが、お料理とか、油絵など、それ以外のカルチャー講座などを取る方もいらっしゃいますよ」。  現地到着して最初に語学学校に通うのが一般的なワーキングホリデーと違い、オペアの場合はあくまでも仕事がメイン。「最初の1~2ヶ月は学校に通わず、まずは仕事や生活に慣れることに専念していただいています。ただ、オペアは毎日ファミリーとだけ過ごして、行動範囲も家の周辺と子供の学校や幼稚園だけに限られてしまいがちなので、ある程度生活に慣れたら、世界を広げるためにも学校へ行くことをお勧めします。滞在期間を通してずっと学校に通う方もいらっしゃいますし、ある程度英語を学んだら、あとは生活の中でレベルアップするし、学費がもったいないからと、規定の6単位を取った時点でおしまいにする方もいらっしゃいますよ。受講手続きは現地のコーディネーターがお手伝いしますので、ご安心ください」。

ヨーロッパや南米などからのオペア達との交流も

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 語学学校によっては大半を占めていることも多い日本人も、オペアの世界ではまだまだ少数派。「やはり一番多いのはヨーロッパからの参加者。特にドイツ人は多いです。次が、地理的に近く、アメリカへの憧れが強い南米から。3位のアジアはヨーロッパや南米に比べるとまだ半分以下です。月に1度、近隣のオペアが集まって報告会兼交流会があるのですが、日本人は自分だけということも多いですよ。報告会で知り合ったオペア同士でお休みの日にいっしょに外出したり、旅行に行ったり、ホームパーティーを開いたりしているようです」。英語力を伸ばすには絶好の状態とは言え、滞在中日本人と会う機会がまったくないというのも寂しいですが、「オペアのホストファミリーは小さい子供がいる共働きで、郊外の家から都市部に通勤しているという家が多いです。日本人は皆無というエリアは少ないので、現地在住や駐在員のコミュニティに参加したり、留学生と交流したりということは多いようです。また、月に2回程度決まっている出発日に日本を出発することになるのですが、ここ1~2年は同じ日に複数の方が出発しているので、その方同士アメリカ滞在中もメールや電話で連絡を取り合ったりしていますね」。  ホストファミリーがオペアを受け入れる理由のひとつが“異文化交流”。ただのベビーシッターとしてではなく、外国人と生活することで子供を異文化に触れさせたいという思いもあります。「“最初のオペアが子供とってとても良かったので、またオペアを頼みたい”というリピーターのファミリーもいますし、親戚や友達を訪問する時にいっしょに連れて行ってくれたり、留学生としてもさまざまな経験をさせてもらえることも多いです。日本人はまじめだし、柔軟に対応できると評判が良いので、受け入れられやすいですね」。  帰国後は、オペアで身につけた英語力と保育の両方を生かして児童英語教師になったり、英語力を活かして就職したり。アユサでも人材派遣会社と提携して、観光業や旅行業など英語を使う仕事を紹介しているそうです。「オペアプログラムは、これからもっと浸透して、人気も高まると思います。ワーキングホリデーは30歳までですが、オペアも26歳までという年齢制限があります。今まではワーキングホリデーとオペアのどちらかを選ぶという方が多かったのですが、まずはオペアで安い費用で英語力を付け、ワーキングホリデーでその英語力を活かすという、両方ともという選択肢もご紹介していきたいですね」。
※取材協力・写真提供/アユサインターナショナル日本事務局 原田睦子さん

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