留学特集
2016.01.22

イギリスでキャリアアップやキャリアチェンジを目指す

短期の語学研修から、大学や大学院への正規留学、専門的な知識や技術を学ぶ専門学校留学など、あらゆるスタイルの留学に人気のイギリス・ロンドン。長い歴史と伝統、そして最先端の技術や情報が共存し、英語の本場であるこの街に、キャリアアップやキャリアチェンジをめざして留学する日本人が増えています。そこで、イギリス専門に留学の手配をしている㈱アフィニティの須貝晴子さんにご協力いただき、いったいどのようなキャリアアップ留学があるのか、留学の種類や留学するための方法などについてご紹介します。

大学院で修士号を取ってキャリアアップを狙う

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「キャリアアップ目的で、大学を卒業していて1年以上滞在できるのでしたら、大学院への留学をお勧めしますね。実際、ロンドンに限ったことではありませんが、大学院でMBAなどの修士号を取得してキャリアアップしようという留学生の方はかなりいらっしゃいます」と教えてくれたのは、㈱アフィニティの須貝晴子さん。大学院をめざす留学生は増えてきていると感じているそうです。  須貝さんが大学院留学を勧める理由は、1年間で修士号を取得できること。「その分、学費が他の国より安く済みますし、同じ期間語学研修をしているよりもその後のキャリアにつながります。ビジネスでのキャリアアップというとMBA(経営学修士)が浮かびますが、ビジネスや経済学で修士号を取得する方もいらっしゃいます。また、イギリスはファッションマネジメントや美術マネジメント、人事、貿易などかなり専門的な専攻もありますので、大学での専攻やそれまでのキャリア、これからどのような仕事をしたいのかを考え、それに合わせた選択をするのが一番だと思いますよ」。  そうは言っても、やはり大学院へ留学するためにはいくつかの条件があります。「まず授業についていける英語力があって、大学を卒業していること。MBAの場合はさらに実務経験も求められることがほとんどです。ただ、MBA以外でも実際に授業についていくには当然その分野の基礎知識が必要になりますから、大学での専攻が同じか、実務経験があった方が良いですね」。そのどちらにも該当しない場合は、1年間のポスト・グラデュエート・ディプロマ・コースを経て大学院に入学するのがお勧め。大学によっては、社会経験があれば学士号がなくてもこのコースを経由で大学院への入学を認めることもあるそうです。「語学力が足りない方には、語学学校の大学院進学準備コースをお勧めしますが、こちらも英語力強化だけの学校と、ビジネスの基礎についてなどの授業もある学校があります。英語力と基礎知識の両方を同時に身に付けたいという方は後者を選択すると良いですね」。

1年未満しか滞在できない人やそれまでのキャリアのない人向けの留学

 “1年も2年もなんてとても無理”という人でもビジネスを専門的に学べるのが専門学校留学。「専門学校の場合、6ヶ月位からコースがあります。授業についていくためには中級以上の英語力は必要ですが、マーケティングやマネジメントなどの専攻について基礎的な知識を身に付けることができるようになっています。ただ、今までその分野について学んだことのない人向けのコースなので、キャリアアップというよりもキャリアチェンジ向けですね。すでにキャリアをお持ちの方ならインターンシップの方が良いと思いますよ。専門学校と同じ位の期間でできますし、無給とはいっても実際にロンドンの職場で働きながら、実地で経験を積むことができます」。  もっと短期間の留学では選択肢は語学学校だけになってしまいますが、それでも少しでもキャリアアップにつなげたいというなら、ポイントを英語力重視にしながら、ビジネス英語やTOEIC対策コースなどを選ぶのがお勧め。「語学学校によっては、英語+ビジネスについての講義というコースもありますが、このコースにせよビジネス英語にせよ、ビジネスの専門知識よりも“ビジネスで使える英語力”を身につけることが目的です。すでに転職先が決まっていて英語力が必要な方や、就職活動で英語でのプレゼン能力を見せたいというような方には、こうしたコースがピッタリだと思います。逆に、TOEICで高得点をとってアピールしたいという方は対策コースを受講した方が良いですね」。

アロマやビューティーセラピーの世界に通用する資格を取ってキャリアチェンジ

 ここ数年、根強い人気を維持しているのが、アロマセラピーやビューティーセラピーの資格を取得する留学。「もちろんお稽古感覚で体験してみたいという方もいらっしゃるのですが、きちんと資格をとりたいというお問合せが増えていますね。ただ、資格を取るにはそれなりの期間も必要ですし、英語力も中級程度は必要になります」。  アロマセラピーの場合、かなり経験のある人なら3ヶ月で資格取得できるコースもありますが、基本的に留学期間は約1年。「授業は実技だけでなく、植物学や体の生理学など、広範な分野について行われますし、試験も筆記と実技などでしっかり勉強の成果を見られます。さらに、アロマに限ったことではないのですが、大体どこの専門学校でも80%以上の出席を求められますので、出席率が悪かったり、あまりに勉強しなかったりすると、最悪の場合、試験を受けられなかったり、途中で退学することになったりということもあり得ます。その代わり、ITECなど世界的にも通用する資格に合格すれば、アロマセラピー界でキャリアアップやキャリアチェンジしたい人には強い味方になると思いますよ」。  もうひとつのビューティーセラピーの場合、メイク、エステなど分野も分かれている上、国際資格も複数あるため、取得する資格や何を学ぶかによって留学期間も異なります。「メイクだけなら2週間のコースもありますが、あとは短くても7ヶ月や10ヶ月のコースになります。こちらも学内で試験を受けて資格取得というのはアロマと同じですね。既に公的資格をもった経験者対象のコースに限っては3週間で資格取得が可能です」。

本場のフラワービジネスやアレンジメントを学べるフラワーインターン

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 もうひとつ、最近人気上昇中なのがフラワーインターン。期間は最短2週間から最長で12週間まで。平日の午前中3時間語学学校に通いながら、午後や週末に花屋でインターン研修をします。「仕事のスケジュールはご本人とお店との相談になりますが、大体語学学校と同じ位の時間です。仕事自体はアシスタント中心ですが、フラワーアレンジメントの本場イギリスのスタイルを学んだり、海外の花屋を見ることで日本との違いを知るなど、十分学ぶことはあると思います。もちろん仕事を通して英語力もつきますし」。  花屋での仕事は専門知識や経験がないとできないものもいっぱい。そのため、このプログラムに参加するためには、花屋で働いたことがあるかフラワーアレンジメントを習っているというのが条件になっています。「とはいっても、中には2~3ヶ月お花屋さんでバイトをしただけという方もいますし、半年くらいフラワーアレンジメントの教室に通ったという方もいらっしゃいます。実際に仕事で役に立つかということですので、期間ではなく、どの程度できるのかが大事ですね。ただ、キャリアが少ないと自信のない方が多いのか、フラワーアレンジメントの先生とか長年お花屋さんで働いていたというような方が多いですね。実力があれば、雑用以外のことを任せてもらえる場合もありますので、ウェディングを任されたり、お店に頼まれて当初の期間を延ばしたりという方もいらっしゃいましたし、ご本人次第ですね」。  花屋やフラワーアレンジメントの経験はないけれど花に関する仕事をしたいという人に向け、6月から未経験者向けプログラムも開始。「インターン開始前に、やはり語学学校に通いながら、フラワーアレンジメント・ディプロマコースをいう3週間のコースを受講して、花の取り扱いなどについての基礎知識を身に付けていただきます。その後のインターン期間については経験者コースと同じですが、未経験の方は経験者の方より短めになることが多いと思います」。
数多くの留学生を見てきた須貝さんは、「留学はキャリアだけでなく、人生まで変えるもの」と言います。憧れの仕事や地位をめざし、キャリアアップやキャリアチェンジの夢に向って、一歩を踏み出してみませんか?
※取材協力・写真提供/(株)アフィニティ 須貝晴子さん

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