留学特集
2016.01.16

趣味レベルの人でも本場のレッスンを受けられる音楽夏期講習会が人気!

音楽の本場で、一流の先生からレッスンを受ける。以前は音大生や音大卒業生、コンクール入賞者などの限られた人だけというイメージが強かった音楽留学ですが、最近、そうした専門教育を受けなかった留学生も増加中。特に、夏に各地で開催される音楽講習会は、趣味レベルの人でも参加できるものも多く、短期間で専門的な音楽留学を味わえると、最近注目を集めています。そこで、今回は、音楽留学を多く扱っているアンドビジョン㈱の池田啓嗣さんにお話を伺い、夏期講習会や音楽留学についてご紹介します。

sp-46-2 sp-46-3 sp-46-4

短期間で本場のレッスンを受けられる夏期講習

「講習会によっても規定が違うのですが、趣味でやっているという方でもOKという講習会はかなりあります。楽譜が読めて、少し曲が弾ければ十分ご参加いただけます。音大生や卒業生の参加者が一番多いですが、そうした専門教育を受けていない趣味の参加者もけっこういらっしゃいますよ」と教えてくれたのは、音楽留学の手配をしているアンドビジョン㈱の池田さん。個人音楽レッスンが基本になるため、個々のレベルや目的に合わせて受講できると言います。  こうした音楽の夏期講習会は1週間~4週間程度のものが一般的ですが、短いものでは3日間から、長いもので2ヶ月に渡るものまで。ただ、例えば4週間の講習会に2週間しか参加できないというような場合でも、参加日数を短くする場合はフレキシブルなことも多いそうです。「と言うのは、音楽の講習会はとにかく先生が第一。日程も先生の都合に合わせて作られますし、期間内に1人あたり何回の個人レッスンがあるかということも先生が決めます」。例えば1週間の音楽講習でも、毎日1時間ずつ個人レッスンがある場合もあるし、全部で3回くらいの場合もあります。また、土曜日や日曜日までレッスンがあったりと、本当に先生次第で様々です。「ただ、音楽を学ぶ場合、レッスンを受けてそれで終わりではなく、先生に言われた事を自分で直してまた次のレッスンで見てもらうため個人的な練習がとても重要です。毎日レッスンというのはかなりハードワークだと思いますよ。レッスンは全て公開レッスンなので、他の人のレッスンを見学することで違った曲や解釈を勉強できるので非常に楽しいと思います。海外では決まった枠にはめないという事も勉強できると思います」と池田さん。レッスンを受ける曲は、講習会の長さにもよりますが、自由曲を3~4曲というのが一般的。ただ、先生によって“ウィーンの古典派”というような指定があったり、オーケストラやオペラで最後に試演することが決まっているなどの理由で課題曲が決められていることもあるそうです。  音楽レッスンでの公用語は基本的に英語。「先生のお手本を見て、聴いて、真似るというような点も多いので、あまり英語のできない方でも、かなり行っていらっしゃいますよ。ただ、語学ができればコミュニケーションも取れやすく、それだけ深く学ぶことができますね。心配な方や、先生の話を一言ももらさずしっかり学びたいという方には、事務局や弊社で日本語の通訳を手配することも可能です」。英語以外の現地の言葉に関しては、先生自身がその国の人でない場合も多く、レッスンに関してはそれほど必要ではないそうです。

世界中に音楽の友達ができる

 音楽祭などに絡めた講習会が多いので、受講期間中は先生方や一流プレーヤーの演奏に触れることができるのも魅力の一つ。また、講習会によってはコンサートへの出演の機会があったり、小旅行やコンクールなどが含まれている場合も。「コンサート出演は、誰でも必ず出られる場合と、先生に認められた人だけが出られる場合があります。演奏するのは基本的にレッスン曲の中から1曲だけですが、弦楽器の方など、あちこちのオーケストラに参加して何曲も演奏なんて方もいらっしゃいますね」。さらに深く学びたいという人には、講習会以外の先生とも提携しているので、期間終了後に1週間プライベートレッスンを追加などという手配も可能だそうです。  講習会期間の滞在は学生寮やホテル、フラットなど。ピアノなど、専攻によっては部屋での練習が難しくなりますが、そうした人には事務局が練習室を用意します。「3~4人で1部屋という場合が多いので、1日に3~4時間ずつは練習できると思いますが、もしそれ以上やりたいという方には、事務局に交渉したり、別に外部の練習室を手配することも可能です。でも、日本の音大生でも練習時間はそれ位ですし、それで十分という方が多いですね。ついでに観光なども楽しみたいでしょうし」。  音楽の都として名高いウィーンやモーツァルトの生誕地であるザルツブルグを除き、講習会のほとんどが都市郊外や地方で開催。「例えばイタリアでも、フィレンツェやミラノの郊外とか。イタリアでの講習会で人気の高いサルデーニャ島のカルアリもそうですが、現地の人がバカンスで行くような場所が多いですね」。イタリアと並ぶクラシック音楽の本場ドイツでも、講習会会場は地方だけ。ドイツなどの講習会で音大が行うものは、プロ志向が強いそうです。また、最近注目を集めているのがアメリカの講習会。「アメリカは2~6週間と比較的長めのものが多く、個人レッスンに加えて、音楽理論や室内楽などのカリキュラムをコマで選択するというシステムもあります。事務局が地方の大学を借り切ってやるというようなものが多く、6月頃から8月頃まで様々な講習会があります。ジュリアードの先生が指導するボードンの講習会や、ニューヨークフィルなどの先生が教えるニューヨーク夏期講習会、バークリー音楽大学の講習会が人気ですね」。こうした講習会には世界中から音楽家や愛好家が集まるため、世界中に音楽の友達ができるのも魅力の一つ。また、講習会の前後に観光旅行を付けたり、音楽以外の面でも楽しもうという参加者も多いそうです。

夢を叶えるために長期音楽留学

sp-46-5 sp-46-6

 短期間の講習会ではなく、もっと腰を据えてじっくりと学びたいとなると、次にくるのが長期間の音楽留学。「最近増えているのが、20代後半の社会人の方を中心に、音大の卒業生でない方の留学です。数年働いてみたけれど、本当はずっと音楽をやりたかったという方が、“後悔しない人生を送るためにやりたいことをやりたい”と留学。転職の合間に2週間~3ヶ月程度という方もいらっしゃいますが、最低1年間はちゃんと音楽をやりたいという方も多いですね」。  留学先として人気が高いのは、やはり音楽の本場オーストリア、ドイツ、イタリア、フランス。「ただ、最近は音楽業界全体がアメリカにシフトしている傾向があるので、アメリカを希望する方も増えています。クラシック以外では、ジャズは何といってもアメリカ・ニューヨークですし、ロックやポップスもアメリカやイギリスが多いですね」。  ただ、長期間の留学をするうえでも大切なのが先生選び。「相性や感覚、音楽面での嗜好、表現方法など、音楽を学ぶにはとにかく合う先生を見つけるのが難しいのです。その先生探しの点でも、こうした短期間の講習会はとても有益だと思います。現地の様子も分かりますし。講習会でも躊躇してしまうというような方には、まず日本で行われている公開レッスンに参加されることをお勧めしています。海外から先生が来日して、講習会とまったく同じような感じで行われますので、雰囲気も楽しさもわかると思いますよ」。

おすすめ留学プラン